WELLBEING MAGAZINE

ウェルビーイングの高め方とポイント・診断ツールを紹介【コーチ向け】

記事掲載日:2024年7月30日 
最終更新日:2024年9月4日

ウェルビーイングの向上は、企業の生産性向上や離職防止などに効果的だと注目を集めています。個人にとっては、人生の幸福度を高めるために重要な要素です。対人支援者にとっても、クライアントのウェルビーイングの向上は、効果的なサービスの提供に欠かせません。

本記事では、ウェルビーイングを高める方法をテーマに、その重要性や具体的な高め方、ウェルビーイングを維持するポイントを「企業と個人、対人支援者の3つの立場」に分けて解説します。

ウェルビーイングの向上効果を可視化できる診断ツールも紹介しますので、個人の方や職場のウェルビーイングを高めたい企業の方、コーチや対人支援者の方は、ぜひご覧ください。

ウェルビーイングの現状を把握して具体的な改善策を見出すには、メタメンターの「ウェルビーイング診断」がおすすめです。心理的・社会的・身体的の3側面からウェルビーイングの状態を数値で可視化するため、向上効果が実感できます。診断の分析結果をご覧になりたい方は、以下よりお試しください。

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ウェルビーイングとは「心理的、社会的、身体的に満たされた状態」

ウェルビーイングとは、「心身ともに健康で幸せな状態」を表した言葉です。まずは、ウェルビーイングが与える影響やウェルビーイングの向上を追求する重要性について解説します。

ウェルビーイングの影響

ウェルビーイングとは、「心理的、社会的、身体的に満たされた状態」を指します。

人の幸福度を表すウェルビーイングの具体的な指標はさまざまあります。主なウェルビーイング指標は、以下の5つです。

  1. ​​ギャラップ社が定義した指標
  2. PERMAモデル
  3. 世界幸福度ランキング
  4. 地域幸福度指標
  5. OECD(経済協力開発機構)の指標

各ウェルビーイング指標について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ウェルビーイング指標とは?5つの測定方法の特徴と活用法を解説

ウェルビーイング指標とは、幸せ度合いを測る尺度のことで、個性を活かすために使用します。本記事では指標の種類や測定方法・目的に合わせた活用方法などを解説しています。

記事掲載日:2024年4月30日

ウェルビーイングの向上は、個人の幸福度を高めるだけでなく、生産性や従業員エンゲージメントの向上にもつながるため、企業経営においても注目を集めています。研究によると、人が幸せな状態で仕事をした場合、生産性が31%アップし、売り上げが37%増加、創造性が3倍になることが示されています。

【従業員の幸福が仕事にもたらす効果】

参考:The Benefits of Frequent Positive Affect: Does Happiness Lead to Success?

また、コーチや対人支援者の場合、クライアントのウェルビーイング向上は自身の自己成長や変化に向き合う基盤となるため、効果的なサービスの提供・支援のために重要な要素です。クライアントが心身ともに健康で安定した状態であることは、モチベーションの向上につながり、主体的な行動を促進します。

特にクライアントが企業の場合、ウェルビーイングが経営に与える影響を理解し、向上のための効果的な支援を提供することが欠かせません。ウェルビーイング経営について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

ウェルビーイング経営で会社が変わる!3つのメリットや成功事例を紹介

ウェルビーイングを会社に導入すると、生産性向上だけでなく離職率低下も期待できます。本記事では、ウェルビーイング経営の3つのメリット成功事例、ポイントなどを解説します。

記事掲載日:2024年4月7日

ウェルビーイングを追求する意義

ウェルビーイングの追求は、幸福感や健康状態の向上に直結します。ウェルビーイングを追求し自己理解を深めることで、目の前の問題に対処するだけでは本質的な解決につながらない場合にも対応できるからです。

例えば、ストレスに悩んでいる場合は「ストレス管理の方法」の実施では不十分で、その背景にあるストレスの原因や行動に自分自身が気づくことが根本的な解決につながります。ウェルビーイングを追求し、自分の感情や思考パターンへの理解が深まることで、ストレスの原因をより正確に特定できるようになります。自分自身が問題の原因を特定し、対処することで、長期的に心身の健康を保つことが可能です。

ウェルビーイングは心理的、社会的、身体的側面を含む包括的な概念なので、一つの側面が改善されることで、他の側面にも波及効果をもたらします。

例:睡眠不足(身体的側面)が解消されることで仕事に対するモチベーションが向上し(心理的側面)、希望のポジションに異動できた(社会的側面)

そのためウェルビーイングが向上すると、相互作用で仕事や人間関係、健康などあらゆる面で良い影響が期待でき、人生の幸福度が高まります。

特に対人支援者は、クライアントのウェルビーイングの向上を追求することで、クライアントの表面的な問題解決だけでなく、根本的な改善が可能です。

その結果サービスの効果と満足度を高め、新規クライアントの獲得につながる口コミ効果を生み出すなどのビジネス拡大にもつながります。

ウェルビーイングを高めるには自己認識の向上がカギ

ウェルビーイングを高めるためには、自己認識の向上がカギです。自己認識とは、「自分自身を客観的に理解する力」のことです。

コーチングを例に挙げると、コーチのフィードバックを通じてクライアントが自身の行動や思考のパターン、信条などを理解することで、問題の原因とそれが生じる理由などが明確になります。すると、適切な対処法がわかるため問題や悩みが解消し、継続的に健康的な生活習慣を身につけることにつながります。また、自分の特徴や価値観に沿った主体的な選択や目標設定が可能です。

【コーチングと自己認識の関係のイメージ】

ワイカト大学のアンナ・サットン氏は「本当の自分を表現し、意図的な選択をおこない、それに対して責任を持つという行為は、オーセンティシティ(真正性)と呼ばれ、幸福感と人生への関与感を与える」と発表しました。

参考:Living the good life: A meta-analysis of authenticity, well-being and engagement – ScienceDirect

つまり、従業員や自身のウェルビーイング向上には、自己認識を高めることが一つのポイントといえます。次の章では、ウェルビーイングを高めるための具体的な方法とポイントを紹介します。

【企業・個人・対人支援者別】ウェルビーイングを高める方法

ウェルビーイングを高めるには、自身やクライアントの現状を踏まえて「心理的」「社会的」「身体的」の要素のバランスを整えることが重要です。

例えば、「原因となる仕事上のストレス」を解消することで生産性が高まるだけでなく、睡眠不足の解消や家庭との両立など、人生全体に良い影響を与えます。「仕事だけ」などの限定的な問題解決では、一時的な効果しか得られない恐れがあります。

ここからは、この3つの側面を考慮したウェルビーイングの高め方を、企業・個人・対人支援者に分けて見ていきましょう。

  1. 【企業向け】従業員のウェルビーイングを高める方法
  2. 【個人向け】ウェルビーイングを高める方法
  3. 【対人支援者向け】クライアントのウェルビーイングを高める方法

【企業向け】従業員のウェルビーイングを高める方法

従業員のウェルビーイングを高めることで、生産性の向上や従業員の離職防止など、事業へのプラスの効果が見込めます。「心理的」「社会的」「身体的」別の、従業員のウェルビーイングを高める方法の具体例は以下のとおりです。

【従業員のウェルビーイングを高める方法】

心理的な対処法の例(メンタル・内面) ・ストレスチェックを実施する
・外部のコーチやカウンセラーを導入する
・メンタルヘルスに関する研修を実施する
社会的な対処法の例(社会・仕事とのつながり) ・社内懇親会を開催する
・在宅勤務やフレックス制度を導入する
・サンクスカード制度を導入する(従業員同士で感謝を伝え合う環境を作る)
身体的な対処法の例(体の健康・ケア) ・定期的に健康診断を実施する
・気温差の激しいオフィス部屋に空調設備を設置する
・社員食堂で栄養バランスの良いメニューを提供する

働く環境とウェルビーイングの関係を調査した研究では「働く場所の柔軟性が高いほうが、固定的な群に比べてウェルビーイング度の平均値が高い」と示されており、柔軟な働き方はウェルビーイングにつながることが発表されています。

また「感謝する頻度が高いほうが、固定的な群に比べてウェルビーイング度の平均値が高い」ことも確認されています。例えばサンクスカード制度など、職場で良かったことに意識を向けることや他者に感謝する環境づくりも、職場のウェルビーイング向上につながる要素です。

参考:働く場所の柔軟な選択とウェルビーイング度の関係性の研究

従業員のウェルビーイングの向上は、従業員エンゲージメントを高めます。従業員エンゲージメントを高める具体的な方法やメリットについてはこちらの記事をご覧ください。

従業員エンゲージメントを高める方法とは?メリットと取り組み事例を解説

従業員エンゲージメントは、企業の業績や従業員の定着率などに影響を与えます。自社の従業員エンゲージメントを高めるには、課題に合った取り組みを行うこと、ウェルビーイング診断を活用した現状把握や施策の評価を行うことが重要です。

記事掲載日:2024年4月30日

【個人向け】ウェルビーイングを高める方法

「心理的」「社会的」「身体的」の3つをバランス良く満たすことが人生の質を高め、長期的な幸福度や満足度につながります。ウェルビーイングを高めるために、個人でおこなえる取り組み例は次のとおりです。

【個人のウェルビーイングを高める方法】

心理的な対処法の例(メンタル・内面) ・日記や紙に日々の行動や感情を書き出す
・瞑想やマインドフルネスに取り組み、内面と向き合う
・公園や海、山など自然が多い場所に出かけ五感を刺激する
・ゴミを出す、仕事を引き受けるなど、少し人に親切にする
社会的な対処法の例(社会・仕事とのつながり) ・趣味のコミュニティに参加する
・近所やお店の人など、身近な人にあいさつをする
・兼業や副業など新しい働き方にチャレンジする
・キャリアプランを考える
身体的な対処法の例(体の健康・ケア) ・心身に不調がある場合は医師や専門家のサポートを受ける
・週に3回ウォーキングなど運動習慣を取り入れる
・スマートフォンやパソコンから離れる時間を作る
・栄養バランスの取れた食事を摂る

ウェルビーイングというと、自身の幸福を高める行動に注目しがちですが、「人に親切にする」こともウェルビーイングの向上効果があります。下記の論文より、研究から「幸福は、自分自身ではなく、他人を幸せにしようと努めることから生まれる」と発表されています。

参考:
Happiness comes from trying to make others feel good, rather than oneself

また、認知行動療法やACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)もウェルビーイングを高める方法として有効です。認知行動療法とは、自分の思考・行動のパターンを理解し、問題を解決するための心理療法です。例えば、日記に出来事と感情を書き出すことは、認知行動療法の実践につながります。

認知行動療法の方法や期待される効果とは?例を交えて解説

認知行動療法の実践例と効果をわかりやすく紹介。思考パターンの見直しや問題解決に役立つ情報を提供します。自己改善を目指すあなたへ、専門家のアドバイスも解説。今すぐ読んで、心の健康を手に入れましょう。

記事掲載日:2024年6月3日

ACTについては以下の記事で解説していますので、ウェルビーイングを高めたい方はぜひご覧ください。

【セミナーレポート】心理的ウェルビーイング向上のための支援:ACTとコーチング入門

2024年5月14日、「心理的ウェルビーイング向上のための支援: ACTとコーチング入門」が開催されました。ACTのエクササイズやコーチングとウェルビーイングの関係などについて解説しています。

記事掲載日:2024年7月2日

【対人支援者向け】クライアントのウェルビーイングを高める方法

対人支援者がクライアントのウェルビーイングを高める方法とその効果を理解することで、セッションの効果や質を高め、最適な提案やサポートができます。クライアントのウェルビーイングを高めるポイントは以下の3つです。

  • ウェルビーイングの重要性を説明する
  • クライアントの目標を設定する
  • クライアントの課題への対処法を一緒に考える

まず、クライアントにウェルビーイングの重要性や効果を説明することが大切です。クライアントが自身のウェルビーイングに関心を持ち、改善に向けた意欲を高めることにつながります。

次に具体的な目標を設定することで、クライアントが何を達成すべきか明確になります。「心理的」「社会的」「身体的」の3つの現状とクライアントの価値観や強み、目指す未来を考慮し、優先順位を明確にして目標設定しましょう。ただし、高すぎる目標はモチベーションを下げる可能性があるため、持続できる目標を提案します。対人支援者の押し付けにならないよう、クライアントの意思を尊重しながらサポートしましょう。

さらに、クライアントの自己認識を高める取り組みの提案もウェルビーイング向上に効果的です。なぜなら、自分自身を深く理解することで、適切な対処や行動変容につなげられるからです。

コーチや対人支援者が、この3つのポイントを意識し実践することで、クライアントのウェルビーイングの向上効果を高められます。ウェルビーイングを高めるコーチングのポイントについては、以下の記事をご覧ください。

コーチングでウェルビーイングを高める!効果と実施ポイントを解説

コーチングはウェルビーイングの向上効果があります。本記事では、対人支援者向けに、コーチングとウェルビーイングの関係や効果、導入手順とポイント、効果を可視化する診断ツールを紹介します。

記事掲載日:2024年7月2日

【企業・個人・対人支援者別】ウェルビーイングを持続させるポイント

ウェルビーイングを一過性のものではなく持続させることが、個人の変化や成長、企業の発展など本質的な問題解決につながるため重要です。ここでは、企業・個人・対人支援者に分けて、ウェルビーイングを持続させるポイントと具体的な取り組み例を紹介します。

  1. 【企業向け】従業員のウェルビーイングを持続させる方法
  2. 【個人向け】ウェルビーイングを持続させる方法
  3. 【対人支援者向け】クライアントのウェルビーイングを持続させる方法

【企業向け】従業員のウェルビーイングを持続させる方法

従業員のウェルビーイングを持続させるポイントは以下の3つです。

  • ウェルビーイングについて社内に浸透させる
  • 施策後のデータの分析・改善をおこなう
  • 公平・公正なルールや制度を設ける

まず、ウェルビーイングの向上施策の目的とビジョンを社内に浸透させることが重要です。ウェルビーイングの概要と自社のビジョンを従業員に共有することで、従業員の施策への取り組み意識が変わり、改善策も見つけやすくなります。

より効果的な取り組みと改善のためには、ストレスチェックの結果や離職率、休職率など、目標に関する数値のデータを見て、施策の効果を分析することが欠かせません。例えば、フレックス制度を導入する場合、導入前後の離職率や残業時間が減少していれば、施策が効果的だったと判断できます。

また、制度の変更や新設する際は、従業員の意向を確認し、誰もが納得できるルールや仕組みにすることが大切です。不公平感や負担の大きいルールは不満を生み、従業員満足度やモチベーションの低下、離職につながるリスクがあります。

従業員満足度と離職率の関係については、以下の記事をご覧ください。

従業員満足度と離職率の関係とは?

従業員満足度向上と離職防止の方法を経営者・人事向けに徹底解説。調査の進め方から効果的な施策まで、具体的なアクションプランを提供します。企業成長のカギを握る実践的な知識を得て、今すぐ行動に移しましょう。

記事掲載日:2024年6月3日

【個人向け】ウェルビーイングを持続させる方法

個人がウェルビーイングを持続させるには、次の3つがポイントです。

  • 定期的に自分の心身の状態をふり返る時間を設け、記録する
  • ウェルビーイング向上につながる小さな目標を設定する
  • 社会的なつながりを意識して作る

定期的に自分をふり返る時間を設けることで、自身の状態や課題を把握でき、自己認識が高まります。例えば、週末の朝に10分程度、一週間の出来事と感情を振り返ると自分の行動や思考の状態が把握できます。その際、ネガティブな出来事もポジティブに変換することがポイントです。(例:上司に怒られた→上司が自分に足りないところを教えてくれた など)「今週、仕事で良かったことは何か?」など、ポジティブな質問を自分に投げかけましょう

ウェルビーイング向上につながる小さな目標設定も重要です。日々のなかで達成感を積み重ねることで、自己効力感の向上にもつながります。「心理的」「社会的」「身体的」の3つの側面を意識して、「毎晩寝る前に一言日記を書く」「毎朝20分ウォーキングする」など実行しやすい行動レベルの目標を設定しましょう。

自身の心身の状態や目標を記録する方法として、「認知行動療法ノート」をつけるのもウェルビーイング向上に役立ちます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

【初心者向け】認知行動療法ノートの始め方

認知行動療法ノートの使い方を初心者にもわかりやすく解説。自己改善を目指す方に効果的な活用法を紹介し、心の健康をサポートします。今すぐ始めて、日常生活を豊かにしましょう。

記事掲載日:2024年6月3日

また、社会的なつながりは精神的な支えとなるため、自分に合った形で他者とつながる機会を探すのも大切です。隔週で同僚とランチに行ったり、月に一度地域のボランティア活動に参加したりするなど、他者や社会との接点を意識的に作りましょう。

【対人支援者向け】クライアントのウェルビーイングを持続させる方法

クライアントのウェルビーイングの持続は、コーチや対人支援者のサービスの効果を証明することにもつながるため重要です。クライアントのウェルビーイングを維持させるには、以下の2つがポイントです。

  • クライアントのウェルビーイングの変化を記録し、改善・提案をおこなう
  • 定期的にフォローアップする

クライアントのウェルビーイングの変化を記録することで、進捗を確認し、必要な改善策を提案できます。例えば、クライアントの精神的なストレスが増えた場合、認知行動療法やリラクゼーションなどの提案が可能です。記録がなければ取り組み前後の変化がわからず、以後効果的な対応ができない恐れがあります。

また、クライアントの定期的なフォローアップも欠かせません。例えば、月に一度のセッションを設定し、毎回目標への進捗や心身の状態を確認することで、クライアントが目標に向かって取り組む意欲を維持できます。クライアントにも、あらかじめウェルビーイング向上には継続的な取り組みが必要だと伝えておくとスムーズです。

クライアントの変化の把握や記録・分析が難しい場合は、ウェルビーイングの状態を計測・記録できる専用ツールの活用がおすすめです。次の章では、ウェルビーイングを測定するツールについて詳しく解説します。

ウェルビーイングの向上は、ウェルビーイング診断ツールの導入がおすすめ

ウェルビーイング診断ツールを導入することで、施策の効果を体感しやすくなり、従業員やクライアントのモチベーションが高まります。ここでは、ウェルビーイング診断ツールがおすすめの理由や活用する効果を解説します。

  1. 施策効果が体感でき、クライアントのモチベーションが高まる
  2. 記録と改善が簡単に実現できる
  3. コーチングやセッションの信頼性と効果を高める

なお、おすすめのウェルビーイング診断と選び方については、以下の記事で紹介していますので、併せてご一読ください。

ウェルビーイング診断ツールおすすめ5選!選び方や有効的な活用方法も解説

ウェルビーイング診断は、簡単な質問に答えるだけでウェルビーイングの状態がわかるツールです。本記事では、おすすめの診断ツールや選び方・有効的な活用方法などを解説しています。

記事掲載日:2024年5月29日

施策効果が体感でき、クライアントのモチベーションが高まる

ウェルビーイング診断ツールを導入することで、施策の効果を数値で確認できるため、従業員やクライアントのモチベーションを高めます。また数値で結果が見えるため、行動への達成感が得られ、継続的な取り組みへの意欲を引き出します。

コーチや対人支援者にとっても、クライアントの進捗や変化を具体的に把握できるため、より効果的なサポートが可能です。

診断結果をもとに「来月にはさらに仕事のストレス軽減を目指す」「睡眠の質を向上させるために10分の散歩を取り入れる」などのウェルビーイングに向けた効果的な目標設定や行動のサポートが実現できます。また、サービスの中断や解約を減らすことにもつながるため、ビジネスにプラスの影響を与えます。

記録と改善が簡単に実現できる

ウェルビーイング診断ツールを使うことで、従業員やクライアントのデータの記録と改善が簡単に実現できます。

メタメンターの診断ツールではウェルビーイングの状態を一元管理できるため、施策後の変化が一目で確認可能です。

下記の図のとおり、ウェルビーイングの状態が可視化されたデータを見ることで、毎回の変化を直感的に把握できます。

【メタメンターのウェルビーイング診断画面と特徴】

また、診断結果に基づき、現状を踏まえた効果的なフィードバックや提案ができます。例えば、ウェルビーイング診断の結果より、身体的な状態の満足度が低いと判断した場合、睡眠の質を向上させる行動を目標にするなど、現状に沿った提案が可能です。人数が多くても記録や分析がすぐにできるため、コーチや対人支援者は企業案件の獲得にもつながります。

なお、メタメンターのウェルビーイング診断の特徴は、以下の動画から確認できます。ウェルビーイング診断の機能や分析結果のイメージをとらえるために、ぜひご覧ください。

コーチングやセッションの信頼性と効果を高める

対人支援者にとって、ウェルビーイング診断ツールの導入は、コーチングやセッションの信頼性と効果を高める有効な手段です。

診断ツールを使用することで、対人支援者の主観や感覚ではなく、客観的なデータに基づくフィードバックや明確な説明、アドバイスができます。

例えば、ウェルビーイングの向上を数値化してセッションの成果として示すことで、クライアントは前回との変化を比較し自身の成長を実感できるので、セッションへの信頼感が増し、案件の継続や新規営業の獲得にも効果が期待できます。

また、ウェルビーイングの構成要素である「心理的」「社会的」「身体的」の3つの状態を網羅的に計測できる診断ツールを選ぶことで、ウェルビーイングの向上につながる効果的な支援が実現することが可能です。

【ウェルビーイング診断結果画面】

早稲田大学 人間科学学術院 人間科学部の大月教授が監修したメタメンターの「ウェルビーイング診断」は信頼性が高く、ウェルビーイングに欠かせない3つの側面を総合的に評価できる優れたツールです。

ウェルビーイング診断の詳細は、以下よりご覧いただけます。コーチングやセッションの質を高め、クライアントの信頼を得るために、ぜひご検討ください。

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まとめ:ウェルビーイングの向上は「心理的・社会的・身体的」の3つを満たすことが必要

ウェルビーイングを高めるには、心理的・社会的・身体的の3つの要素をバランス良く満たす取り組みをおこなうことが重要です。本記事で紹介したウェルビーイングの高め方を参考に、ぜひウェルビーイングを高める取り組みを実践してみてください。

また、効果的な取り組みには従業員やクライアントの変化を記録・分析することも大切です。特に対人支援者にとっては、質の高いサービス提供や信頼性の向上につながります。

とはいえ、ウェルビーイングの可視化や測定は難しいと感じる方もいるでしょう。そこで、ウェルビーイングの状態を測定する専用ツールを活用することで、現状を数値で可視化し、具体的な改善策の立案ができます。

従業員やクライアントのウェルビーイングを向上させたい方は、ぜひ下記よりメタメンターの診断ツールの導入をご検討ください。

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記事監修

代表取締役社長 小泉 領雄南

2011年にGMOペイメントゲートウェイ入社。2016年にGMOフィナンシャルゲート執行役員に就任し、2020年に上場。2021年、早稲田MBA在学中にコーチングに出会い、翌年メタメンター設立。2023年に国際コーチング連盟日本支部運営委員に就任。

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