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コーチング上達に行き詰まったらAIを使え!PCC分析ができるツールも紹介

記事掲載日:2026年2月26日 
最終更新日:2026年3月8日

部下との1on1やコーチングセッションの後「今の問いかけは適切だっただろうか?」「もっと良い関わり方があったかもしれない」と、一人で悩んだことはありませんか?

コーチングスキルを向上させるためには、セッションの振り返りが欠かせません。しかし、自分自身の会話を客観的に見つめ直すのは、実はとても難しいことです。

そこでこの記事では、AIを活用して自身のコーチングを効果的に振り返る具体的な方法を紹介します。

コーチングスキル上達の第一歩は、自分の対話の改善点を知ることです。AIツールを使えば、自身の会話の癖や声かけのタイミングなど、データで客観的に理解できます。

株式会社メタメンターが提供する「MetaMentor CRM」は、セッションの音声をアップロードするだけで、AIが世界標準の指標であるICF(国際コーチング連盟)のPCCマーカーに沿った評価をしてくれます。登録は無料なので、自身のセッションの具体的な改善点を把握して上達につなげたい方は、下記からお気軽にご利用ください。

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なぜ独学ではコーチングの上達が難しいのか?

独学では、コーチングスキルの上達が難しいと感じる人は少なくありません。

セッションの後に「今日はうまく話せた」「相手が喜んでいた」と、自分の記憶や感覚を頼りにした振り返りをしていませんか?

人間には認知バイアスがあり、思い込みや先入観に引っ張られて判断が偏りやすいものです。そのため、実は相手に伝わっていないセッションでも、「今日はうまく話せた」と自己評価してしまうことがあります。

自身のセッション内容を客観的に評価できなければ、的確な改善策を立てられません。これが、独学では上達が難しい理由です。

そこで役立つのがAIです。認知バイアスを抑え、自身のセッションの良し悪しを客観的に示してくれます。AIをコーチングの練習相手として活用することで、感覚に頼らず、自身の改善点を把握しやすくなります。

コーチングの上達にAIを味方につける3つのメリット

コーチングの練習相手にAIを使うメリットは3つあります。

  1. 何度もロールプレイができる
  2. データで改善点が見える
  3. 低コストで即時にフィードバックが得られる

どれも、AIを活用する上で押さえておきたいポイントなので、チェックしてください。

 1.何度もロールプレイができる

AIを活用することで、いつでもどこでもロールプレイができます。人間とのロールプレイでは回数に限りがありますが、AIであれば無限に試せます。

コーチングでは、言葉の選び方や沈黙の取り方が大切な要素となります。これらは会話の流れのなかで感覚をつかむしかありません。

AIが練習相手ならば、失敗を恐れる必要がないので、新しいアプローチを何度でも試せます。この圧倒的な練習回数が、コーチングスキルの上達につながります。

 2.データで改善点が見える

自身の感覚に頼った振り返りとは違い、AIはデータに基づいた客観的なフィードバックが得意です。

例えばAIは、セッション中の会話の内容、自分と相手の会話量の比率、沈黙の回数などをデータとして出力できます。

AIが出力したデータをもとにセッションを客観的に振り返ることで、自身の偏りや改善点に気づけるため、次回のセッションに向けた的確な軌道修正が可能になります。

 3.低コストで即時にフィードバックが得られる

AIツールを使った練習は、プロのコーチのフィードバックに比べて低コストです。

コーチングスクールなどではプロの講師や先輩コーチから直接フィードバックを受ける機会がありますが、受講料に数十万円ほどの費用がかかることも珍しくありません。専門家の意見は非常に価値があるものです。しかし、コスト面から回数に限界があるため、練習のモチベーションが保ちづらいこともあります。

一方で、AIであれば時間や場所を選ばずに、自分が納得いくまで何度でも練習できます。

「今の会話がどうだったか」というフィードバックがリアルタイムで示される点も魅力です。自分の発言の意図や感覚が鮮明なうちに改善点を確認できるため、「別の聞き方ならどう反応が変わるか?」という試行錯誤をその場ですぐに繰り返せます。

自分の意識を変えた瞬間にAIの反応が良くなる、という成功体験の積み重ねが、練習のモチベーションアップにつながります。

【初級編】生成AIを使った2つの練習法

ChatGPTなどの生成AIを活用したコーチングの練習法を、2つのパターンに分けて解説します。

  1. 特定の状況を再現してロールプレイをおこなう
  2. 自身の「問いかけ」のフィードバックを得る

どちらの練習法も気軽に試せるので、ぜひ取り入れてみてください。

 1.特定の状況を再現してロールプレイをおこなう

生成AIを使ってロールプレイすることで、まるで本物の部下と対話しているかのような練習ができます。ポイントは、AIに事前に特定の部下の性格や状況を指示することです。指示内容に応じてAIが部下役を柔軟に演じ分けてくれます。

例えば、「あなたは今、仕事の成果が出ずに自信を失っている若手社員です。私のアドバイスに対して少し反発的な態度をとってください」といった役割をAIに読み込ませます。このように設定することで、日常の面談で直面しそうな難しい場面を再現できます。

AIは役割を忠実に再現しようとするので、こちらも本番だと思って真剣に問いかけを考えなければなりません。もし会話が行き詰まってしまったら、その場で中断して「今の私の問いかけに対して、部下の立場としてどう感じた?」とAIに本音を確認することも可能です。

 2.自身の「問いかけ」のフィードバックを得る

ロールプレイで練習した後、 対話のログをAIに分析させ、自身の問いかけがコーチングとして適切だったかどうかをAIに評価してもらう方法も有効です。

AIは会話の文脈を論理的に理解する能力に長けているため、第三者の視点から「このような関わりのほうが良い」と、別の関わり方の可能性を示すことが得意です。

例えば、AIとの対話ログを読み込ませ、「今の私の質問を、相手の気づきをさらに促すようなオープンクエスチョンに書き換えるなら?」と尋ねてみてください。自分一人で考えているときよりも視野が広がり、コーチとしての引き出しをどんどん増やせます。

生成AIとの練習で問いかけのパターンを増やして基礎を固めたら、次はプロレベルの指標で振り返ることで、さらに上達が加速します。

 【実践編】より精度の高いフィードバックを受ける方法

コーチングの指標であるPCCマーカーを活用することで、プロレベルのフィードバックが受けられ、より高度な振り返りができます。

PCCマーカーとは、セッションを振り返る際に、ICFが定めるコーチングのコア・コンピテンシー(プロコーチの能力水準)がどの程度実践されているかを判断する評価軸です。

具体的には、以下のような項目でコーチに求められるスキルやマインドを客観的かつ多角的に評価します。

  • コーチはクライアントのパートナーとして共に、クライアントがこのセッションで何を達成したいかについて確認したり、再確認したりしている。
  • コーチは、コーチングプロセスの中で、クライアントの独自の才能、洞察力、取り組みを認め、尊重している。 など

参考:ICF Japan「PCCマーカー」

PCCマーカーを使って自身のセッションを振り返ることで、自分の声かけが単なる励ましやアドバイスに終わっていないか、相手の行動変容を促す力になっているかを確認できます。

ただし、PCCマーカーの項目は37項目あるため、セッションを自身で振り返って「この発言はPCCマーカーの基準を満たしているか」と自力でチェックするのは、とても時間がかかります。

効率良く振り返りをするためには、PCCマーカー分析ができるAIを活用するのがおすすめです。音声をアップロードするだけで「この発言はPCCマーカーの基準を満たしている/していない」というように、評価の根拠となる会話の部分をピンポイントで指摘してくれます。

このように、AIを活用することでコーチングスキルの上達を目指すことが可能です。ここからは、コーチングスキルの上達におすすめのAIツールを紹介します。

コーチングスキル向上をサポートするAIツール3選

AIを活用してコーチングスキルの向上を目指すなら、目的に合ったツール選びが欠かせません。以下の3つのツールを比較します。

【コーチングスキル向上をサポートするAIツールの比較表】

ツール名 特徴 向いている人
MetaMentor CRM ・プロのコーチが監修
・コーチングに特化したツール
・音源から自動でPCC分析ができる
プロ基準でスキルを磨きたいリーダー
Yoodli 話し方の癖を可視化 対話全般の「話し方」を改善したい方
Gong 営業の会話を解析 ビジネス成果に直結する対話パターンを知りたい方

なかでも、MetaMentor CRMはコーチングに特化したツールです。AIの活用でコーチングスキルを向上させたい人は、ぜひご覧ください。

 1.PCCマーカーに基づいた分析:MetaMentor CRM

MetaMentor CRMは、コーチングに特化していて振り返りに必要な機能がそろったおすすめのツールです。

セッションの音声をアップロードするだけで、文字起こしと同時にPCCマーカーに基づいたフィードバックが得られるため、自身のセッションに対して客観的な評価が得られます。ChatGPTなどのAIからもPCCマーカーに沿ったフィードバックはもらえますが、それが本当に良いフィードバックなのかはどうかはわかりません。

MeteMentor CRMは、ICFの資格を持っている現役のプロコーチがプロンプトや内容を監修している点も強みです。

さらに、どこの発言が「コンピテンシーを満たしている/いない」という評価がタイムスタンプとともに表示されるので、今まで気づかなかった具体的な改善点が明確になります。

セッションした直後に振り返りができるので、もし課題が見つかれば、次回のセッションまでに改善できるのもメリットです。PDCAを早く回転させることで、より早い上達が望めます。

MetaMentor CRMは無料でご利用いただけるので、下記のボタンよりお気軽にご登録ください。

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MetaMentor CRMはこちら

MetaMentor CRMで学習を加速させた事例はこちらの記事を参照してください。

MetaMentor AIで24時間フィードバック:自己研鑽を加速する複業コーチの新常識

「キャリア支援」を主軸に、複業だけで1,000時間以上のセッションを実践される佐藤さん。

記事掲載日:2025年8月14日

 2.コミュニケーションの癖を分析:Yoodli

出典:Yoodli

Yoodliは、話し方全般を改善することを目的としたAIです。

音声データから、フィラー(えっと、あのーなど)の使用頻度、言い換えたほうが良い言葉、会話のペースなどを分析してフィードバックします。

コーチングに限らず、面接やプレゼンなど、幅広い場面で相手に伝わる話し方を身につけたいという際に、改善点を見つけやすいツールです。

 3.ビジネス対話の構造を分析:Gong

出典:Gong

Gongは、ビジネスの成果を出すためにうまく会話を進行させたい方にとって便利なツールです。

顧客との商談の音声から感情と会話率の分析をし、相手が購入したいと思ったタイミング、もしくは取引がうまくいっていないタイミングを、リアルタイムで表示します。

さらに、営業に特化したAIが、成約率を上げるためのフィードバックを提供します。

AIツールはそれぞれ特徴があります。自身の目的に合ったツールを活用することが、スキルアップの近道です。ただし、AIを活用する際は、AIには苦手分野もあることを理解しておくことが大切です。

 AIが「得意なこと」と「苦手なこと」を使い分ける

AIの得意・不得意を整理して使い分けることで、よりコーチングスキルを高められます。

  1. AIが得意なことは、構造的な分析
  2. AIが苦手なことは、直感的にとらえる力

それぞれ理解し、AIを効果的に使いましょう。

 AIが得意なことは、構造的な分析

AIが得意なことは、構造的な分析とパターンの抽出です。過去の膨大なデータに基づいた客観的な評価や、場面にあった代替案を考えてもらうのは、AIに任せるのが効果的です。

AIは膨大な対話ログを短時間で処理できるので、人間が見落としがちな会話の傾向を見つけ出します。発話比率や沈黙の回数などのデータを数値化することも得意です。これらのデータをもとに、「この場合はどうしたら良かったか?」と、論理的な代替案のアイデアをいくつも出せます。

AIは、自分では気づかない会話の癖や改善点を即座に提示してくれるので、スキル向上にとても役立ちます。

 AIが苦手なことは、直感的にとらえる力

一方で、クライアントの微細な表情や感情の変化、その場全体の「空気感」をとらえることは、AIの苦手な分野です。

人間は「非言語情報」と言われる表情や声のトーンなどで、直感的に相手の感情を読み取る力があります。相手が「大丈夫だ」と言っていても、表情や声のトーンによっては、「大丈夫な状況ではない」と判断することは少なくありません。

さらに、人間は感情によって行動が左右されることもあるので、ときには合理的ではないアドバイスが、相手の行動変容を促すこともあります。

このように、相手の言葉の奥にある心理的葛藤を察して寄り添う関わりは、人間にしかできないことです。

 AIを補助的に使い、人間としての共感力を磨こう!

AIを補助的に使って振り返りなどを効率化し、人間は関係性の構築に注力するスタイルが理想的です。

AIを活用してセッションの基礎スキルを磨いたり、管理の手間を省いたりすることで、クライアントを深く理解するための時間が増えます。

例えば、前項で紹介したMetaMentor CRMを使えば、セッションの音声をアップロードするだけで、自身のセッションを客観的に振り返ることができます。さらに、株式会社メタメンターが提供しているセッションマネージャーを活用すれば、セッション管理の効率化も可能です。

セッションマネージャーは、セッションに伴う事務作業を一元管理できるツールです。

【手動管理とセッションマネージャーの比較表】

項目 手動管理 セッションマネージャー
スケジュール △(カレンダーツールで予約管理) ◎(Googleカレンダーとの同期可能)
ZOOM △(URLを手動で発行) ◎(ZOOMとの同期で、URLを自動発行)
セッション記録 △(Excelやスプレッドシートなどで予約管理) ◎(自動更新)
パック回数管理 △(Excelやスプレッドシートなどで予約管理) ◎(自動更新)
セッションメモ △(Notionなどで手動管理) ◎(一元管理)

例えば、セッションマネージャーで登録した予約日はGoogleカレンダーに同期されるので、改めて登録する必要がありません。

さらにZoomのURLが自動で発行されて相手へメール送信されるので、共有漏れがなくなるのもメリットです。

その他、今までExcelなどで管理していたセッション記録や回数管理が、セッションマネジャーなら自動更新されるので、管理の手間や事務的なミスが大幅に削減できます。

AIが得意な領域はAIに任せ、空いた時間で相手の心に寄り添うための共感力を磨くことも、コーチングの上達につながります。もしセッションマネージャーに興味ある方は、以下のリンクより詳細をご確認ください。

予約から記録まで、ひとつにまとまる!

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 まとめ:AIツールを導入して効率良くコーチングを上達させよう

コーチングを上達させる第一歩は、自分のセッションを客観視することです。 AIなどを活用して対話を可視化することで、無意識の癖や自分では気づけない改善点が浮き彫りになり、スキルアップへとつなげることができます。

改善点がわかったら、生成AIを使ったロールプレイで見えてきた課題を一つずつ解消するところからスタートしてみましょう。

さらに本格的な上達を目指すなら、PCCマーカー分析を備えたMetaMentor CRMの活用がおすすめです。自身のセッション音声をアップロードするだけで、世界標準のPCCマーカーに基づいた客観的なフィードバックが受けられます。

ICFの資格を持っている現役のプロコーチがプロンプトや内容を監修しているMetaMentor CRMは、無料登録でご利用いただけます。まずはお気軽に、以下のバナーより自身のコーチングのフィードバックを受けてみてください。

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記事監修

ICF認定PCCコーチ/代表取締役社長 小泉 領雄南

2011年にGMOペイメントゲートウェイに入社。2016年、子会社の執行役員 経営企画室長に就任し、2020年の上場を経験。 早稲田大学MBA在学中にコーチングを本格的に学び、翌年メタメンターを設立。 国際コーチング連盟(ICF)が認定するPCCコーチ(500時間以上の豊富な実績が求められるICFの専門資格)として、MBAホルダーおよび上場企業の経営企画経験、そして元ICFジャパン運営委員としての知見を活かし、事業承継に関わる経営者・後継者向けコーチングを専門におこなうほか、コーチ・カウンセラー向けのウェルビーイング診断やCRMサービスの開発にも取り組む。