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コーチングをするうえで、丁寧なクライアント管理は、セッションの質と継続支援を支える大切な業務です。しかし、「記録があちこちに散らばっていて探すだけで時間がかかる」「前回の内容を思い出すのに毎回手間取る」といった状況に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。クライアント管理にはツールの活用が効果的です。
本記事では、クライアント管理ツール「MetaMentor CRM」を例に、支援価値を高めるためのポイントと活用シーンを紹介します。
株式会社メタメンターが提供するMetaMentor CRMは、クライアントとの関係性を強化するのに役立つ日本初のクライアント管理ツール(CRM)です。
MetaMentor CRMではセッション後、録音データをアップするだけで、AIを活用した文字起こし・要約・ICF評価が自動で完了します。セッションの流れや気づきが整理でき、煩雑なメモ作成から解放されるため、人と向き合う時間に集中できる点もメリットです。
時間の余白が生まれることで一人ひとりの状況により丁寧に向き合えるため、質の高いコーチング支援につながるMetaMentor CRMについては下記のバナーをクリックのうえ、詳細をご覧ください。
コーチのクライアント管理が難しい3つの理由

コーチのクライアント管理が難しい主な理由は、以下の3つです。
クライアント情報がバラバラになる、セッション前後の準備に時間がかかるなど、現場ならではの課題があります。支援の質を維持・向上させる解決策とセットで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
理由1.記録・振り返り・準備に時間がかかる
コーチングの質は、セッション後の振り返りと次の準備にかかっています。
例えば、クライアント自身も気づいていない表情の曇りや言葉の詰まりに対して「もしかしたら不安があったからかな?」と振り返り記録しておくことで、「前回、少し気にかかっていた部分は大丈夫でしたか?」と、かゆい所に手が届くような質問ができます。
しかしセッション後の振り返りと準備は、非常に時間がかかる準備です。加えてセッション中の対話をすべてメモすることは難しく、後で思い出しながら記録を作成する必要があります。もしセッションを録音していても、音声を聞きながら内容をまとめる作業が必要です。
例えばセッション後には、下記のような要素があります。
【セッション後の作業要素】
| 要素 | 内容 | 考えられる課題 |
|---|---|---|
| 記録 | セッション中の対話や気づきを正確に残す | ・記入漏れが起きやすい ・時間がかかる(30〜60分) ・記憶に頼るため抜け漏れが増える |
| 振り返り | 記録を読み返し、セッションの成功・失敗要因を分析する | ・時間が足りず浅い振り返りになりがち ・重要ポイントをまとめきれない ・改善点が曖昧なまま次回に進む |
| 準備 | 振り返り結果に基づき、次のセッションの目標と戦略を立てる | ・準備が後回しになり、直前に慌てる ・「なんとなく」で準備してしまう ・クライアント間で質にムラが出る |
コーチング前後の作業は集中力を要するため、セッション後の振り返りや準備がセッション間の休憩時間だけでは終わらなかった場合は、業務時間外まで影響することもあります。
>>> MetaMentor CRMで解決:振り返りをAIで自動化できる
理由2.過去の記録を探すのに時間がかかってしまう
日々のセッション記録を、表計算ソフトや文書作成ツール、あるいは手書きのノートで丁寧に管理されている方も多いのではないでしょうか。
ただ、クライアント数が増え、一人ひとりとの関わりが深くなるにつれて「あれ、前回話していたあの話題、いつのセッションだっけ?」と、過去のファイルやノートを探す時間が増えがちです。
コーチングは、クライアント一人ひとりの目標・進捗・パーソナリティが異なるため、個別管理は必須です。しかし必要な情報の検索に時間をとられると、本来当てるべき準備などの時間が削られてしまいます。その結果、クライアント対応のスピードや質に影響が出てしまいかねません。
表計算ソフトや文書作成ツール、手書きの管理は自分だけの記録になりがちになるため、クライアントと情報を共有する際も専用のツールを活用した方が効果的です。
>>> MetaMentor CRMで解決:情報を一元管理できる
理由3. 効果測定・目標・分析の可視化が難しい
表計算ソフトや文書作成ツール、手書きでクライアント管理をしている場合、セッション中は手軽に使えますが、検索性・一覧性に限界があるため分析や効果測定までたどり着けない点が課題です。
Notionなどの汎用的な管理ツールもありますが、あくまで優秀な情報の箱です。箱の中身を整理することはできても、「前回と比べてどう変化したか?」「目標に対する進捗は?」といった時系列のつながりは、結局コーチ自身の記憶や、手動での更新作業に頼ることになってしまいがちです。
対人支援において本質的に重要なのは、「人 × 関係性 × 時系列」の流れが見えることです。
| 契約・スポンサー情報 (人 × 関係性) |
法人・個人といった契約形態や、上司・人事担当といった関係者を含め、「誰がどのような背景を持っているか」の整理 |
|---|---|
| セッション履歴(時系列) | 「当初の目標」から「現在の悩み」に至るまで、扱うテーマがどう移り変わってきたかというプロセスの記録 |
| 状態変化(時系列) | スタート時の不安な状態から、いつ前向きな変化が起きたかなど、感情やモチベーションの揺れ動き |
これらを汎用的な管理ツールで対応しようとした場合、頑張ればできますが、標準機能ではありません。そのため更新はコーチ自身が思い出して書きますし、時系列は意識しないと崩れるため、管理に大変な労力がかかります。
「人 × 関係性 × 時系列」の流れが一目でわからないと、振り返りや分析に時間がかかり、肝心のセッションの質を高めるための時間が削られてしまいます。
>>> MetaMentor CRMで解決:クライアントの変化を見える化できる
このような要素は、コーチングという仕事の性質上、多くの方が直面しやすい課題です。管理を少しでも減らしながら、支援の質を維持・向上していくにはどうすれば良いのでしょうか。
株式会社メタメンターが提供する「MetaMentor CRM」は、コーチ・カウンセラーなど対人支援者向けに設計された、日本初のクライアント管理ツール(CRM)です。
次の章では、ここまで挙げた3つの課題に対して、MetaMentor CRMがどのようにアプローチし、具体的に何を解決できるのかを紹介します。
MetaMentor CRMで解決できる3つのこと

MetaMentor CRMで解決できることは、大きく以下の3つです。
クライアント情報、セッションログ、カルテ、共有ノートなどを一元管理し、業務効率化と支援の質の向上を支援する機能をご覧ください。
解決1.記録・振り返りをAIで自動化できる
セッション後の記録づくりや振り返りは、コーチングの質を保つために欠かせない一方で、整理すべき情報量が多く想定以上に時間がかかることも珍しくありません。
MetaMentor CRMでは、生成AIを活用したセッション支援機能を搭載しています。共有ノートと組み合わせることで、コーチ・カウンセラーなど対人支援者の業務をより深く、効率的にサポートし、記録・振り返りの負担を大幅に軽減します。
生成AIで実現する3つの強力なセッション支援機能は、以下のとおりです。
【MetaMentor AIでできること】
| 自動文字起こし | 音声・映像ファイルをアップロードするだけで、話者分離対応の文字起こしを自動生成 |
|---|---|
| 要約生成 | セッションの構造や重要なテーマ、気づきやアクションなどをAIが要約 |
| PCCマーカーに基づくフィードバック生成 | ・ICF(国際コーチング連盟)のPCCマーカーに準拠した客観的なセッション評価を自動生成 ・強みや開発課題を具体的な発言箇所とともに提示し、コーチングスキルの自己研鑽を加速 |
AIが振り返りの負担を減らす一方で、日々の実務では記録をどう整理し、どう蓄積していくかが同じくらい重要です。そこで共有ノートを使うことで、AIが生み出した情報を蓄積し、いつでも取り出し、必要な文脈と結びつけて活用できます。
【共有ノートでできること】
・セッションメモを投稿・共有(2クライアントまで無料)
・共有範囲を「自分だけ・クライアント・チーム」から選べる
・ピン留めで長期目標を常に可視化
・キーワード検索で過去のメモを即検索
・予約投稿・下書き保存が可能
・クライアントへのメール通知にも対応
【共有ノートの管理画面】

共有ノート投稿時にメール通知をオンにすると、クライアントへ投稿完了を自動で知らせることができます。(※クライアント基本情報のメールアドレス登録が必要)
解決2.情報を一元管理できる
MetaMentor CRMは、クライアントの基本情報・会社情報・連絡先・ニックネーム・タグ・スポンサーなどをすべて1つの画面に統合できます。

紙・表計算ソフト・メール・チャットなどに分散しがちな情報を一つにまとめることで、「どこに何があるか」を探す時間がなくなり、セッション準備がスムーズになる点がメリットです。
【MetaMentor CRMができること】
・クライアント基本情報・会社情報・備考・スポンサーを一括管理
・ニックネーム・タグを使った柔軟な検索
・セッションログを蓄積し、テーマや扱った内容を一覧で把握
・セッション時間・金額など定量データも即確認
解決3.クライアントの変化を見える化できる
紙や表計算ソフトでは難しい長期的な変化の把握や支援価値の可視化も、MetaMentor CRMならカルテとレポートを組み合わせて簡単におこなえます。
カルテでは、ウェルビーイング診断の結果を参照したり、セッション情報(セッション日、セッション時間、セッション金額)の登録が可能です。
【カルテでできること】
・ウェルビーイング診断のサマリ(強み・弱み)を確認
・セッション日・時間・金額を正確に登録
・診断結果とセッション履歴の紐づけ
▼カルテの管理画面

診断結果 → 実際のテーマ → 行動 → 次回の変化という流れを体系的に比較しやすくなり、紙では追いきれなかった内面的な変化の兆しにも気づきやすくなるのも特徴です。
レポート機能では、どのクライアントに対してどれくらいの金額・時間・回数で、いつの期間セッションをしてきたかを一覧で振り返ることができます。
【レポートでできること】
・クライアント・会社・スポンサー・タグ・期間で検索
・提供した「時間」「金額」「回数」のサマリーを自動生成
・明細を一覧で確認
・CSVダウンロード(BOM付も可)
AIによる自動化や一元管理、変化の可視化といったMetaMentor CRMの機能が、実際のコーチング現場でどのように役立つのでしょうか。
次の章では、日々のセッションですぐに取り入れられる活用シーンをご紹介します。ご自身の業務フローと照らし合わせながらチェックしてみてください。
今日から使える!MetaMentor CRMのコーチング活用シーン

MetaMentor CRMの具体的な活用シーンとして、以下の5つのシーンを紹介します。
「準備時間が10分から1分になった」「問いの改善点が客観的にわかった」と語るコーチの実例も交えながら、どの場面でどの機能が役立つのかを紹介しますので、気になるシーンから読み進めてみてください。
シーン1.セッション前の準備
多くのコーチが感じている「情報が散らばって探すのに時間がかかる」という課題に対し、MetaMentor CRMではクライアント情報をすべて一箇所に統合できます。
【MetaMentor CRMで活躍する機能】
- クライアント情報の一元管理
- タグ検索・ニックネーム検索
- セッションログ一覧
基本情報や過去のテーマ、扱った課題、メモ、タグ情報などをひと目で把握できるため、次回セッションの論点を迷わず確認でき効率的です。
【このシーンで期待できる効果・実感】
・準備に追われる感じが消えて、クライアントの今に集中できる
・迷わないから、準備の質とスピードが両立する
社内コーチングを担当する内田氏は、コーチングスクール「コーチ・エィ アカデミア」で学んだ内容を活かし、社内メンバーとのセッションを継続されています。
しかし当初は、セッション記録をノートに手書きして管理していたため、「あの人はどのような話をしていたか」を探すだけで毎回10分以上かかり、準備に大きな負担を感じていました。

MetaMentor CRMを導入してからは、過去のセッションメモをすぐに参照できるようになり、セッション前に「1分だけでも振り返りができると、その人の文脈が戻ってきます」と評価されています。
情報管理にかかるストレスがなくなったことで、限られた時間でも必要な準備ができ、「対話の質を保てている」と実感されているとのことです。
詳しい活用イメージは、以下の導入事例で紹介していますのでご覧ください。
支援に集中するために、管理は仕組みに任せる ──コーチ・内田啓介が語るMetaMentor活用のリアル
営業出身のコーチ・内田啓介さんが、支援に集中するために導入したCRM「MetaMentor」。記録や振り返りの管理を仕組み化し、関係性の質を高める実体験を紹介します。
記事掲載日:2025年3月25日
シーン2.セッション中の記録サポート
セッション中にメモをとりながら対話を深めるのは簡単ではありません。MetaMentor CRMではAIを使って録音データから自動で文字起こしがおこなわれ、発言者ごとに整理されたログが生成されます。
【MetaMentor CRMで活躍する機能】
- AI文字起こし
- 話者分離(クライアント/コーチ)
- 共有ノート
自動記録・整理のプロセスがあることで、「記録が追いつかない」「大事な一言をメモし忘れた」といった悩みが解消され、コーチは目の前の対話そのものに集中することが可能です。
さらに発言が時系列で整理されて残るため、どの場面でクライアントの感情が動いたのか、どの質問が思考を深めたのか、といった流れまで後から正確にたどれるようになります。その結果、セッション後の振り返りでは、「どこで問いを変えるべきだったか」「次回はどのテーマを深掘りすると良さそうか」といった改善点が見えやすく、フィードバックや次回準備の精度の向上が期待できます。
【このシーンで期待できる効果・実感】
・目の前の対話に全集中できる
・書き漏れの不安がなくなり、問いが深まる
・クライアントの言葉の奥にある感情に深く寄り添えている
シーン3.セッション後の振り返りの習慣化
セッションの質を高めるためには、振り返りと次回の準備が欠かせません。しかし発言内容をまとめたり、自分の問いの意図を整理したりする作業をすべて手作業でおこなうと、1セッションにつき30〜60分かかることもあり、忙しいコーチにとっては負担になる場合もあります。
MetaMentor CRMでは、録音データをアップするだけで対話の要点が構造・気づき・アクションの3行に自動で整理されます。ノート機能により、タグ付けや検索、記録の整理もスムーズにおこなえ、振り返り作業を短時間で進められます。
【MetaMentor CRMで活躍する機能】
- AI要約(構造・気づき・アクションを3行に整理)
- 共有ノート(記録整理・タグ付け・検索)
- 予約投稿・下書き保存
振り返りに必要な情報を自動で要約・整理する機能で、自分の問いの意図や発言内容を後から確認することができ、軽微な改善点も把握しやすい点がメリットです。重要ポイントをまとめる時間が大幅に減り、クライアントごとに振り返りの精度を一定に保つことができます。
他のクライアント対応の合間でも、短時間で質の高い振り返りが可能です。
【このシーンで期待できる効果・実感】
・振り返りが負担ではなく習慣になる
・忙しい日でも、短時間で質を担保できる
・自分のスキルアップとクライアントフォローに充てる時間が生まれた
シーン4.クライアントの変化の見える化
紙や表計算ソフトでは難しい長期的な変化の把握が、MetaMentor CRMを使うとスムーズです。セッション履歴や診断結果が自動で紐づき、期間を指定してテーマ推移や行動変容の兆しをたどれるため、クライアントの成長を見える化できます。
【MetaMentor CRMで活躍する機能】
- カルテ(診断結果サマリ・セッション履歴の紐づけ)
- ウェルビーイング診断連携(カルテに結果を表示)
- レポート(提供時間・回数・金額の自動集計)
- タグ管理・期間検索
セッションで扱ったテーマの変遷や、行動・認知の変化を記録と診断結果の両面から確認できるため、クライアントへのフィードバックも具体的で説得力のあるものになります。
また法人契約やスポンサー契約の場合は、提供価値を数字で示せるようになり、説明責任を果たす際のサポートにも活用していただけます。
【このシーンで期待できる効果・実感】
・クライアントの成長がデータとして証明され、自信をもって次の契約更新を提案できる
・成果をエビデンスとして示せる自信が持てる
ICF認定プロフェッショナル・コーチ(PCC)も取得し、月100セッションを超える実績を持つ大樹さんも変化の見える化の価値を下記のように実感しています。
- ウェルビーイング診断を「クライアントの内面を映す鏡のようなツール」と評価
- セッションのなかで「仕事だけでなく人生全体を整えたい」というテーマが出てきたタイミングに、定点観測ツールとしてウェルビーイング診断を紹介
- 「2週間前に何を話していたかを忘れがちなクライアントが、診断結果の履歴を見ることで、自分の状態を客観的に思い出すきっかけになっている」と、その価値を実感
- メンタル的なリスクが高いクライアントに対し、診断結果にアラートが表示される機能を「コーチ・クライアント双方にとって安心感をもたらす仕組み」として注目

事例の詳細は下記からご覧ください。
【導入事例】29歳で独立・PCC取得。佐藤大樹が語るコーチング×テクノロジーの未来
シーン5.コーチ自身のスキル向上
自分のコーチングを客観的に振り返ることは、想像以上に難しいものです。どの問いが効果的だったのか、どの場面で深掘りしきれなかったのかは、主観だけでは判断しづらく、容易ではありません。
MetaMentor CRMのPCCマーカー分析は、ICFが定める評価基準に基づき、セッションの強み・改善点を自動で抽出する機能です。
【MetaMentor CRMで活躍する機能】
- PCCマーカー分析(ICF基準での自動評価)
- 発言ログ(話者分離済み)
- AI要約(意図・構造の振り返りに活用)
発言ログやAI要約と組み合わせることで、「どの問いが効果的だったのか」「どこで深掘りできていないのか」など、主観だけでは気づきにくいポイントが明確になり、スキル向上の方向性がつかみやすくなります。加えて、日々の学びを再現性のある形で積み重ねられるようになる点も魅力です。
【このシーンで期待できる効果・実感】
・自分のコーチングを客観的に理解できる
・成長ポイントがクリアになり、学びの再現性が高まる
・自分の課題を客観的なデータで把握でき、今日何を練習すべきかが明確になった
キャリア支援を軸に、複業だけで累計1,000時間以上のセッションを重ねている佐藤氏も、この機能の価値を強く実感している一人です。
「MetaMentor AIは、どのコンピテンシーが、どの関わり(発話)で満たされているか・いないかがタイムスタンプとともに出てくるのが便利」と評価しています。
また、メンターに依頼する時間が取りにくい多忙な状況でも、録音ファイルをアップロードするだけで客観的なフィードバックを得られる点について、「その日のうちに振り返れて、次回に活かせる」と語っています。こうした仕組みが、自己研鑽のサイクルを大きく加速させていることを実感しているそうです。
佐藤氏の事例の詳細は下記からご覧ください。
【導入事例】MetaMentor AIで24時間フィードバック:自己研鑽を加速する複業コーチの新常識
こうした5つの活用シーンは、セッションの質を支える日々の運用につながる一方で、支援価値を客観的に伝えるための仕組みも必要です。次の章では、MetaMentor CRMに搭載されているウェルビーイング診断によるクライアントの内面的な変化の可視化と、スポンサー管理機能による法人向けの支援価値の共有について紹介します。
ウェルビーイング診断×スポンサー管理で支援価値を高める
ウェルビーイング診断は、MetaMentor CRMの機能の一つで、クライアントのウェルビーイングを心理的・社会的・身体的の側面から総合的に数値化できるツールです。
行動分析学・臨床心理学の研究をおこなっている早稲田大学 大月教授が監修しているため、学術的にも信頼性の高い結果を得ることができます。

5分程度で診断でき、結果はクライアントのカルテにサマリレポートとして保存できるため、「どこが強みで、どこを支援テーマにすると良いか」をクライアントと共有して活用できます。
ウェルビーイング診断は対人支援に特化しており、コーチやカウンセラーがクライアントと診断結果を一緒に見ながら、目標設定やセッション設計に活かせる点が特徴です。
MetaMentor CRMを利用する際にサポーター登録(無料)をすれば、ウェルビーイング診断のURLが発行できるため、複数のクライアントに診断を受けてほしい場合に活用できます。
まずは、下記のバナーからお気軽にお試しください。
一方でMetaMentor CRMに搭載されているスポンサー管理機能は、誰がセッションを受け、誰が費用を負担しているのかを正確に紐づけられる仕組みです。対人支援では、支援を受ける本人と費用負担者が異なるケースがあります。特に法人向けコーチングでは、受けるのは社員、費用を負担するのは企業という構造が多い傾向です。
この費用負担者をスポンサーとして登録し、クライアントに紐づけて管理することで、企業・団体ごとに「どのメンバーに・どれくらいの時間と費用を投じ・どのようなテーマで支援してきたか」を一覧できます。
ウェルビーイング診断とスポンサー管理機能があることで、コーチには下記のようなメリットが生まれます。
- 対クライアント→状態の変化を客観的な指標として共有でき、内省やモチベーションを効果的に高められる
- 対法人スポンサー→投資対効果を説明でき、支援価値を明確に伝えられる
- コーチ自身→支援テーマの妥当性や方向性の定期的な見直しにより、自分の認識に偏らず質の高いコーチングを提供できる
つまり、ウェルビーイング診断で変化をスポンサー管理で投資の全体像を可視化できるため、支援価値を一段高いレベルで説明・提供できるようになる点が効果的です。
まとめ:MetaMentor CRMで支援に集中できる環境をつくろう

コーチにとってクライアント管理は単なる事務作業ではなく、信頼と成長を支える支援の一部です。
記録や振り返りに忙殺され、肝心の対話の質やコーチ自身の余裕が失われないためにも、「MetaMentor CRM」を活用してクライアント支援に集中できる環境をつくっていきましょう。
MetaMentor CRMを活用すれば、共有ノートによる一元管理に加え、AIによるセッション音声の文字起こし・要約・ICF基準のフィードバックまで自動で完了します。記録の精度とスピードが大幅に向上し、コーチが人に向き合う本質的な役割に集中できるMetaMentor CRMは、下記のバナーから無料登録をしてご活用ください。
記事監修
ICF認定PCCコーチ/代表取締役社長 小泉 領雄南
2011年にGMOペイメントゲートウェイに入社。2016年、子会社の執行役員 経営企画室長に就任し、2020年の上場を経験。 早稲田大学MBA在学中にコーチングを本格的に学び、翌年メタメンターを設立。 国際コーチング連盟(ICF)が認定するPCCコーチ(500時間以上の豊富な実績が求められるICFの専門資格)として、MBAホルダーおよび上場企業の経営企画経験、そして元ICFジャパン運営委員としての知見を活かし、事業承継に関わる経営者・後継者向けコーチングを専門におこなうほか、コーチ・カウンセラー向けのウェルビーイング診断やCRMサービスの開発にも取り組む。







