WELLBEING MAGAZINE

組織開発 チームビルディングの実践ガイド|成功ステップと有効施策6選を紹介

記事掲載日:2025年5月26日 
最終更新日:2025年5月26日

目次

組織の課題を可視化し、継続的な成長を促す組織開発。そのなかでも、個の力をチームの力へと高めていく「チームビルディング」は、目標達成に向けての一体感が生まれるため、組織開発に効果的です。

そこで本記事では、組織開発におけるチームビルディングの概要や目的、成功へ導くステップ・効果的に進める施策やコツを紹介します。

強固なチームの構築には、集団としての結束力だけでなくメンバー個人の成長も重要です。

そのため、チームビルディングと並行して、一人ひとりの強みや目標に合わせた個人の成長を手伝う「コーチングの導入」も効果が期待できます。この2つのアプローチを組み合わせることで、個人の成長とチームの協力関係が強化され、より持続的な組織力の向上につながります。

チームコーチングや個人コーチングはさまざまなアプローチが存在するため、導入方法など悩まれることもあるのではないでしょうか。コーチングの導入に関して迷われるときは、国際コーチング連盟(ICF)認定PCCを有している小泉が代表をつとめる「メタメンター」に下記から気軽にご相談ください。

国際コーチング連盟(ICF)認定PCC取得者に相談できる!

コーチング導入に関するご相談はこちら

組織開発におけるチームビルディングとは?

「組織開発におけるチームビルディングとは何か?」の前に、まずそれぞれの定義を確認してみましょう。

組織開発に明確な定義はありません。ここでは、よく引用されているものを紹介します。

【組織開発とは】
組織の健全性(health)、効果性(effectiveness)、自己革新力(self-renewing capabilities)を高めるために、組織を理解し、発展させ、変革していく、計画的で協働的な過程(参考:Warrick 2005)

チームビルディングに関しても、明確な定義は定まっていませんが、大きく下記のような意味があります。

【チームビルディングとは】
メンバーが持つ能力を最大限に引き出し、チームとしての一体感や協調性を育む活動

組織開発の一環として、チームビルディングをおこなうことで、組織全体の生産性向上が可能です。

チームビルディングの効果的な施策をすぐに知りたい方は、下記をクリックすると該当記事をご覧いただけます。

>>>組織開発でチーム力を高めるために有効な施策6選<<<

組織開発でチームビルディングを導入する3つの目的

組織開発でチームビルディングを導入する主な目的は、以下の3つです。

  1. 組織目標の達成力を高める
  2. コミュニケーションの活性化を促す
  3. 主体的に動ける人材を育成する

どの目的も組織開発を成功させるうえで必要な要素なので、一つずつ紹介します。

目的1.組織目標の達成力を高める

組織開発におけるチームビルディングの目的の一つは、メンバー個々の力を「組織目標」と結びつけることです。チームビルディングによって、個人ごとにバラバラだった意識を組織目標への一本化が期待できます。

経済産業省が令和4年に発表した「未来人材ビジョン」では、日本企業の課題として「人事戦略が経営戦略に紐付いていない」点が指摘されました。

経営方針と人材育成方針が乖離すれば、組織全体が目指す方向性も定まりません。

【経営方針と人材育成方針が乖離している例】
経営方針:「今後は海外市場の拡大に注力」
人材育成方針:「国内業務に即したスキル研修が中心」「語学研修や海外派遣はなし」
結果: 海外事業に対応できる人材が育たず、グローバル展開が進まない など

チームビルディングは、メンバーが組織目標と自身の役割を結びつけ、意識を統一するために有効な施策といえます。

企業が抱える課題を浮き彫りにし、課題解決へと導く組織開発について下記の記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

組織開発とは?3つの課題や取り組み、推進のポイントや事例など総まとめ

組織開発とは、組織が抱える課題を解決し、より良い状態へと変革していくための取り組みです。本記事では、組織開発の概要やメリット、役立つフレームワーク、推進のポイントなどを紹介します。

記事掲載日:2025年1月28日

目的2.コミュニケーションの活性化を促す

チームビルディングは、組織内のコミュニケーションを活性化し、円滑な連携体制を築く手段としても有効です。

コミュニケーションが停滞すると、ミスや認識ズレが生じやすくなり、業務の停滞や士気低下を招く恐れも考えられます。

コミュニケーションを停滞させないためには、チームビルディングでワークショップやディスカッションを通じた対話の機会を設け、日頃の業務では得にくい相互理解を深めていくことが大切です。

役職や立場を越えた意見交換が生まれると新たな視点が加わり、組織としてのスピード感や問題解決力の底上げにもつながっていきます。

目的3.主体的に動ける人材を育成する

チームビルディングは、「主体性を持って行動できる人材」を組織内で育てるうえでも有効です。

前述の経済産業省「未来人材ビジョン」では、「変化の激しい時代において、自律的に学び、行動できる人材の育成が不可欠である」と強調されています。あらかじめ与えられた指示を待つだけの受け身型の働き方では、急速な市場変化への対応が困難になるためです。

その点チームビルディングでは、役割分担を明確にしながら、メンバー自身が課題を見つけ、意見を出し合って解決に向かうプロセスを大切にしています。チームビルディングの実践を重ねるなかで、自発的に考え行動する姿勢が自然と育まれ、変化に強い組織づくりにつながっていきます。

チームビルディング施策を効果的に進める3つのコツ

組織開発の一環として、チームビルディング施策を成功させるための3つのコツを紹介します。

  1. 目的を明確にする
  2. 役割分担と自主性を大切にする
  3. 心理的安全性を意識して対話を促す

「なぜやるのか」が伝わらない施策は、形だけで終わりがちです。チームに根付く実践にするためのコツを、ぜひご覧ください。

コツ1.目的を明確にする

施策の前に「なぜこの活動を実施するのか」「どのような変化を期待するのか」を明確にしましょう。目的が曖昧なままだと、参加者は意義を感じられず、表面的な活動で終わってしまうこともあり得ます。

目的を明確にするコツは、下記のとおりです。

【目的を明確にするコツ】
・「チーム内のコミュニケーションを活性化し、情報共有のスピードを20%向上させる」「新メンバーの早期戦力化を図り、3ヵ月後の定着率を90%以上にする」など、測定可能な目標にする
・チームビルディングの目的が、組織全体の経営戦略や目標とどのように関連しているかを明確にする
・施策の目的と期待される効果を事前に参加者へ丁寧に説明し、共通認識を持つ など

現状の課題と結びついた目的が明確であれば、施策の内容やゴール設定もブレにくくなります。

コツ2.役割分担と自主性を大切にする

チームビルディングの場では、全員が主体的に関わることで、自発的な行動や協働意識の醸成、チーム全体のパフォーマンス向上などの効果を発揮します。そのため、各メンバーの役割を明確にし、それぞれの自主性を尊重する姿勢が大切です。

効果を高めるためのコツは、下記のとおりです。

【主体性を高めるコツ】
・「司会」「記録係」「発表担当」など、役割を担うと主体性が育ちやすくなる
・メンバーの意見やアイデアを積極的に聞き入れ、可能な範囲で施策内容に反映させると、参加意識とエンゲージメントが高められる
・メンバーが自分の役割を果たし、チームの目標達成に貢献できたという成功体験は、さらなる自主的な行動を促す原動力となる
・「任せる部分」と「支援する部分」のバランスを取り、自分たちで考えて動ける空間を意識して設計する

リーダーは、メンバーの自主性を尊重しながら、チーム全体を目標達成に導くファシリテーター(支援者)としての役割を意識しましょう。

コツ3.心理的安全性を意識して対話を促す

心理的安全性とは、チームのメンバーが安心して自分の意見や疑問、失敗などを発言できる雰囲気のことです。心理的安全性が確保されたチームでは、活発な意見交換が生まれ、建設的な議論や新たなアイデアの創出につながります。

心理的安全性を保つための主なコツは、下記のとおりです。

【心理的安全性を保つためのコツ】

オープンなコミュニケーション メンバーが自由に発言できる場を設け、発言内容を頭ごなしに否定しない姿勢が大切
傾聴 他のメンバーの発言を注意深く聞き、理解しようと努める姿勢を示し、安心して発言できる雰囲気をつくる
多様な意見の尊重 異なる意見や視点を尊重し、意見をチームの成長の糧と受け入れる文化を醸成する
失敗を責めない文化 ミスや失敗を個人の責任として追及するのではなく、チーム全体の学びの機会と位置づけ、リスクを恐れずに挑戦できる環境をつくる

メンバー間の対話を促して相互理解を深め、心理的安全性を高められる施策を次の章で紹介します。

なお、組織開発をチームに取り入れた企業の事例を下記の記事で紹介しています。「組織開発実務者が押さえておくべきポイント」もまとめているので、併せてご覧ください。

組織開発が企業を変える!事例から学ぶ導入ステップと具体的な手法

組織開発とは何か、そのメリットや使用されるフレームワーク、実践的な手法を解説。企業の組織開発の事例や導入ステップ、成果の測定方法も網羅的に解説します。

記事掲載日:2025年1月25日

組織開発を成功に導く!チームビルディングの5ステップ

本章では、1965年に心理学者のブルース・W・タックマンが提唱したタックマンモデルに沿って「組織開発を成功に導くチームビルディングのステップ」を紹介します。

【タックマンモデルでみるチームの発達段階と特徴】

自分たちのチームが今どの段階にあるのかを把握し、次のステップへの準備に役立てましょう。

ステップ1.形成期:チームの目標を共有する

チーム結成初期は、メンバー同士の関係性が浅く、目標や役割が不明確な状態です。

形成期では、リーダーがチームの目的や各メンバーの役割を明確に伝え、共通の目標を共有する点がポイントです。また、アイスブレイクや非公式な交流を通じて、メンバー間の信頼関係を築く点を意識しましょう。

>>>形成期におすすめの施策が知りたい人はこちら

ステップ2.混乱期:意見の違いを乗り越える

目標が共有され、業務が進行し始めると、メンバー間で意見の相違や対立が生じやすくなります

混乱期には、対話を重ねて相互理解を深め、健全な議論を通じて共通のルールや価値観の形成が大切です。リーダーは、メンバーが安心して意見を述べられる環境を整えましょう。

>>>混乱期におすすめの「協力型ゲーム施策」を知りたい方はこちら

>>>混乱期におすすめの「ワークショップ施策」について知りたい人はこちら

ステップ3.統一期:ルールと信頼を定着させる

メンバー間の信頼関係が築かれ、共通のルールや価値観が定着すると、チームは安定した状態になります。

統一期は、メンバーが互いの強みを認め合い、協力して目標達成に向けて取り組むことが可能です。リーダーは、チームの一体感を維持し、さらなる成長を促す役割を担い進めていきましょう。

>>>統一期におすすめの「チームアクティビティ」施策について知りたい方はこちら

>>>統一期におすすめの「1on1面談」について知りたい方はこちら

ステップ4.機能期:自走できるチームを育てる

チームが成熟し、メンバーが自主的に行動できるようになると、リーダーの指示がなくても高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

機能期では、メンバーが主体的に課題を解決し、チーム全体で成果をあげる点がポイントです。リーダーは、メンバーの自主性を尊重し、必要に応じてサポートしましょう。

>>>機能期におすすめの施策が知りたい人はこちら

ステップ5.散会期:成果をまとめ次につなげる

プロジェクトの終了やチームの解散時には、これまでの成果を振り返り、学びを次の活動に活かします。

散会期では、チームメンバーが達成感を共有し、今後の成長につながるフィードバックの実施が大切です。リーダーは、チームの経験を組織全体の知見として蓄積し、次のプロジェクトに活かす役割を担います。

>>>散会期におすすめの施策が知りたい人はこちら

組織開発でチーム力を高める!有効な施策6選

ここからは、チーム力を高めるために特に有効な、6つの施策を紹介します。

  1. チームの連携力を高める協力型ゲーム
  2. ゴールを共有するワークショップ
  3. 相互理解を深めるチームアクティビティ
  4. 信頼を築く1on1面談
  5. 外部サービスを活用したチームビルディング支援
  6. コーチングによるチーム力向上

なかでも注目したいのは、最後にご紹介する「コーチング」によるアプローチです。メンバーの主体性を引き出し、組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。

施策1.チームの連携力を高める協力型ゲーム

協力型のチームゲームは、チームメンバーが「協働して1つのゴールを目指す」体験を通じて、信頼関係や情報共有のスキルが養える施策です。

勝ち負けにこだわらず、短時間でも強い一体感が得られるため、比較的新しいチームや、雰囲気が硬いチームにも効果が期待できます。

【協力型ゲームの例】

脱出ゲーム チームで謎を解きながら制限時間内の脱出を目指す
→ 情報共有・判断力・助け合いが求められ、自然と役割分担が生まれる
マシュマロチャレンジ 乾燥パスタなど限られた材料を使ってマシュマロを最も高く積み上げる
→ 試行錯誤・調整力・個々の貢献が可視化され、チームの協働性を引き出す
オンライン共通項探しゲーム 3人以上のチームで「自分たちの共通点(趣味・食べ物・価値観など)」を制限時間内にできるだけ多く見つける
→ 話す・聞くを繰り返すなかで、思考のクセや共感ポイントを発見しやすくなる

実施時は、下記の点をポイントとして押さえておきましょう。

【実施時のポイント】
・ゲームの目的(例:信頼構築、協力練習)を事前に明確に伝えるのでただの遊びにならない
・ゲーム後感想や気づきのシェア時間(5〜10分)を設けると職場での応用につながる
・上司やファシリテーターも「対等な立場」で参加することで心理的距離が縮まり、場の一体感が生まれやすい

ステップ1(形成期)〜 ステップ2(混乱期)など 「初めて一緒に働く」「対話や連携が硬い」チームに特に有効です。

施策2.ゴールを共有するワークショップ

ワークショップとは、チームのメンバーが一堂に会し、組織全体のビジョンや戦略、チームの目標について理解し、共有するための集中的な取り組みです。

組織やチームのビジョン・目標を言語化するプロセスを取り入れると「自分ごと化」がうながされ、行動への主体性が高まります。

ワークショップで共通のゴールを明確化することで、形成期の不安や迷いを解消し、信頼構築と一体感の第一歩にしていきましょう。

施策3.相互理解を深めるチームアクティビティ

チームが本格的に活動し始め、意見の衝突などが起こりやすい「混乱期」や、協力体制を築き始める「統一期」には、メンバー間の相互理解を深めるためにアクティビティがおすすめです。

業務時間外や研修の一環として、楽しく交流できるアクティビティで、チームメンバーがお互いの個性・価値観・強み・弱みなどを理解します。例えば、下記のようなアクティビティがあります。

  • スポーツ
  • ダンス
  • 社外でのバーベキュー
  • 社員旅行

チームアクティビティは、仕事以外の側面を知る絶好の機会となり、メンバー間の相互理解や関係性の強化に効果的です。

施策4.信頼を築く1on1面談

統一期では、ルールや役割が定まり、チームが安定し始める段階です。ただし、個々の課題や不満が表面に出づらくなるため、放置すれば機能期に進めず、停滞する場合もあります。

1on1面談で個別の課題や成長意欲に向き合い、表に出ない悩みや摩擦を早期に拾い上げ、チームの成熟度を高めていきましょう。

施策5.外部サービスを活用したチームビルディング支援

チームビルディングの取り組みを組織に根づかせるには、内製施策だけでなく、外部の専門サービスを活用する方法も有効です。

特に、メンバーの心理的な状態や関係性を客観的に把握しにくい組織では、外部ツールによる可視化も役立ちます。

施策6.コーチングによるチーム力向上

チームビルディングの施策と並行して、「コーチングの導入」も、チーム力を高める上で有効なアプローチです。

【コーチングとは】
相手の目標達成をサポートするために、対話を通じて気づきを促し、行動を促進するプロセス

そして、組織全体に「コーチングカルチャー」を根付かせる取り組みは、従業員一人ひとりの成長を促し、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。

コーチングカルチャーが醸成された組織では、管理職がメンバーに一方的に指示を与えるのではなく、対話を通じて自律性や問題解決能力を引き出すコーチングスキルを身につけることで、より主体的で柔軟なチームが育まれます。

下記の記事では、コーチングカルチャーの概念や組織へ浸透させるポイントなどを解説していますので、コーチングカルチャーの全体像の把握にお役立てください。

コーチングカルチャーとは?5つのメリットや浸透までのステップなど総まとめ

コーチングカルチャーとは、組織内でコーチングが取り入れられ、価値観や態度、行動がコーチングの原則にしたがっている状態です。本記事では、導入メリットや浸透するポイントなどを解説します。

記事掲載日:2024年7月30日

また、すぐに実践に移せる組織開発へコーチングを取り入れる方法やポイントなどを、下記の記事で解説しています。

コーチングで組織開発を成功に導く!導入すべき理由やポイントを紹介

組織のマネージャーやHR担当者必見!組織開発にコーチングを導入すべき理由やポイント、コーチングの種類などを紹介します。

記事掲載日:2024年12月21日

科学とデジタルでチームの状態を可視化!ウェルビーイング診断の活用法

チームビルディングを進めるうえで、メンバーの変化を可視化することは重要です。

私たちの認識は無意識の思い込みや主観に左右されやすいため、客観的なデータや事実に基づいて理解を深め偏りをなくすことで、より公平な評価や的確なフィードバック、個々の成長に合わせた適切なサポートが可能になります。

株式会社メタメンターでは、組織開発や人材育成をより効果的に支援できるよう、デジタルの力でサポートするウェルビーイング診断を提供しています。

「ウェルビーイング診断」とは、ウェルビーイングを「心理的・身体的・社会的」の3側面から統合的に可視化する診断ツールです。わずか5分で回答できる直感的なデザインで、従業員の「今の状態」を可視化でき、対人支援サービスや福利厚生などの各種施策による効果を測定できます。

下記にウェルビーイング診断を、チームビルディングに活用する例を挙げてみましたので、ご確認ください。

【ウェルビーイング診断:チームビルディングでの活用例】
・チームビルディング施策を実施する前に診断をおこない、メンバーの現在の状態を定量的に把握してから最適なアプローチを検討する
・施策後に再度診断をおこない、対話やアクティビティがチームの心理的状態にどのような影響を与えたかを測定する など

行動分析学、臨床心理学(博士号)を専門とする早稲田大学人間科学学術院大月友 教授が監修し、学術的な根拠があり信頼できる診断結果が得られる「ウェルビーイング診断」は、下記のバナーをクリックのうえ、お気軽にお試しください。

チームビルディングを導入する際に気をつけたい!3つの注意点

最後に、チームビルディング施策を導入する際の主な注意点を、3つ紹介します。

【チームビルディング導入時の主な注意点】

目的と手段を混同しない ・チームビルディングは、組織の課題解決や目標達成の手段
・組織のビジョンや戦略との連動が大切
経営戦略と人材戦略の連携を図る ・経営戦略と人材戦略はセットで施策を考える
【例】
・経営戦略:グローバル化の推進
・人材戦略:グローバル化に対応できる人材の育成
・施策:海外研修制度など
継続的な評価と改善を実施する ・施策は一度実施すれば終わりではない
・持続的な取り組みには、施策の効果を定期的に評価し、必要に応じた改善が大切

チームビルディング施策を計画・実施する際には、これらの注意点を押さえて組織開発を推進していきましょう。

まとめ:チームビルディング×デジタルツールで、組織開発をより効果的に始めよう

組織開発におけるチームビルディングとは、チームメンバーの力を引き出し、組織の成長や活性化につながる取り組みの一つです。

施策を効果的に進めるためのコツや、施策を通じて組織の課題解決と目標達成に向けて、戦略的に個人の力を伸ばしていきましょう

チームの成長をさらに加速させるために、専門家によるコーチングを活用するのもおすすめです。

国際コーチング連盟(ICF)認定PCCを有する小泉が代表をつとめる株式会社メタメンターでは、組織開発におけるチームコーチングやコーチングを承っています

「コーチングを導入したいけれど、どこから始めれば良いかわからない」「組織に合った形でチームコーチングを取り入れたい」などのご相談は、下記のボタンから気軽にお問い合わせください。

国際コーチング連盟(ICF)認定PCC取得者に相談できる!

コーチング導入に関するご相談はこちら

記事監修

代表取締役社長 小泉 領雄南

2011年にGMOペイメントゲートウェイに入社。2016年、子会社の執行役員 経営企画室長に就任し、2020年の上場を経験。 早稲田大学MBA在学中にコーチングに出会い、翌年メタメンターを設立。 現在は、ICF認定PCCコーチとして、事業承継に関わる経営者・後継者向けコーチングを行うほか、コーチ・カウンセラー向けのウェルビーイング診断やCRMサービスの開発にも取り組む。元ICFジャパン運営委員。

話題のキーワード