目次
コーチングビジネスを始めるにあたって、多くの方がぶつかる壁の一つが「集客」です。高い専門性を持っていても、顧客に集まってもらえなければビジネスは成り立ちません。
本記事では、オンラインとオフラインの集客方法やポイント、集客が難しい理由などを解説します。
集客に成功しているコーチの共通点も紹介しているので、コーチングの集客で安定した収入源を確保し、より多くの人に価値を提供する機会を得たい方はぜひ最後までご覧ください。
なお、集客施策に注力したい方には、顧客情報を一元管理できる「クライアント管理ツール」の活用がおすすめです。CRMを活用すれば、求める情報にすぐにアクセスでき管理の効率化が図れるため、空いた時間をコーチング集客に向けたスキルアップなどに充てられます。
株式会社メタメンターが提供する「MetaMentor CRM 」は、従来の表管理ツールや紙では難しかった「一人ひとりに合わせた柔軟なクライアント管理が一元化できる」日本初のコーチングCRMです。
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MetaMentor CRMはこちらオンラインでのコーチング集客方法3選
コーチング集客には、オンラインとオフラインでの方法があります。まず本章では、オンラインでの3つの集客方法を解説します。
とくに方法2で紹介しているnoteの活用は、押さえておきたいポイントです。詳しくみていきましょう。
方法1.SNS
SNSを使った集客方法とは、FacebookやInstagram、LinkedIn(リンクトイン)などのプラットフォームを利用して、ターゲットとなる顧客層に直接アプローチすることです。SNSでの集客には、次のようなポイントがあります。
・ターゲットに合わせたプラットフォームを選ぶ
(ビジネスオーナーをターゲットにする場合はLinkedInを使うなど)
・定期的に魅力的なコンテンツを投稿する
(コーチングの成功事例やクライアントの声、有益な情報など)
さらに詳しく、SNSの種類別の取り組みを見てみましょう。主なSNSの施策例を、下記にまとめました。
【SNSを活用した施策例】
プラットフォーム | 施策例 | 主なポイント |
---|---|---|
・美しい写真や動画を用いて、コーチングの雰囲気やセッションの様子を視覚的に訴求 ・ストーリーズを活用して、日々の活動や思考を共有し、身近な存在としてアピール |
投稿にハッシュタグ (例:#コーチング #自己成長)を活用し、拡散力を強化する |
|
X(旧Twitter) | ・短く簡潔なメッセージで、コーチングに関する情報を発信 ・ハッシュタグを活用して、同じ興味を持つ人々とつながり、コミュニティを形成 |
ユーザーとのリプライを通じた迅速なコミュニケーションで関心を維持する |
・グループ機能を活用して、コーチングに関する質問や悩みを共有できる場を提供 ・ライブ配信でセミナーやワークショップを開催 |
グループ内で定期的に投稿し、積極的にコメント対応をする | |
YouTube | ・長期的な視聴者との関係構築が可能 ・再生リストで特定テーマをまとめて提供 |
SEO効果を持つため、「コーチング 自己成長」などの検索キーワードを動画タイトルや説明文に含める |
LinkedIn(リンクトイン) | ・ビジネスパーソン向けのSNSとして、専門的な知識や経験を発信 ・他のコーチや専門家とのつながりを深める |
ターゲットに合う専門的なキーワードを使い、信頼性をアピールする |
方法2.コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、価値ある情報を提供して潜在顧客の関心を引き、自然な形でサービスに導く手法で、以下の効果が期待できます。
【コンテンツマーケティングで予想される効果】
・無料で価値ある情報を提供し、興味を持った顧客との接点を増やす
・初めて訪れた顧客に対し、「このブランド(コーチ)は役立つ」と感じてもらい、信頼関係を構築できる
・無料資料のダウンロードや会員登録などを通じて、見込み顧客の情報を取得し、効果的なアプローチに役立てる
・無料体験版やオンライン診断ツールなどのサービスを体感してもらい、契約につなげる
コンテンツマーケティングは、下記のようなコンテンツを活用して、見込み顧客の関心を引き寄せます。
・ブログ
・note
・SEO記事
・無料の電子書籍
・ウェビナー など
「電子書籍やウェビナーはハードルが高い」という方には、ブログやSEO記事、noteがおすすめです。
ブログやSEO記事は、Webサイトやブログで定期的に記事を公開して検索エンジンからの訪問者を増やすことで、コーチングの専門性をアピールできます。ただし、検索エンジンは「ユーザーの意図に応える質の高いコンテンツ」を重視し、実用的な情報を提供するサイトを上位表示する仕組みです。そのため検索エンジンからの訪問者を増やすためには、「読者が役立つと感じる」記事を書くことが大切です。
ターゲットとなる「コーチングに関心のあるユーザーが検索しそうなキーワード」を選定し、Webサイトの各ページに適切に配置すると、検索エンジンによる評価が高まります。
無料で価値あるコンテンツの提供と引き換えに、潜在顧客や見込み顧客の名前・メールアドレスなどの情報を求めて接点を作り、最終的に集客につなげます。
コンテンツマーケティングの有用なツールの一つとして、「note」があります。noteでコーチングに関連する深掘りした内容やケーススタディを記事として公開することで、読者に価値ある情報を気軽に発信できます。
さらに、記事の内容に合わせて「コーチング」「自己成長」「メンタルヘルス」などのタグ付けをおこなえば、関心のあるユーザーにリーチできる点もメリットです。
noteに関心のある方は、当サイトを運営する小泉のnoteをチェックしてみてください。
方法3.Web広告
Web広告とは、インターネット上の広告枠を使って特定のターゲット層にアプローチし、アクセス増加や集客、販売促進を目的とした広告のことです。
Web広告の種類はさまざまですが、本章では「SNS広告」を例にあげて解説します。
SNS広告は、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)、LinkedInなどのSNSプラットフォーム内で、ユーザーのフィードやストーリーズ、サイドバーなどに表示される広告です。
SNS広告には、下記のようなメリットがあります。
【SNS広告のメリット】
・クリック数・表示回数・コンバージョン率などの詳細なデータが提供されるため、広告の効果をリアルタイムで測定できる
・年齢・性別・興味関心など、詳細なターゲット設定が可能
・テキスト広告・画像広告・動画広告など、目的に合わせた選択ができる
・予算や、広告が表示される回数などを自由に設定できる
さらにリマーケティング機能を活用すれば、一度Webサイトを訪れた見込み顧客に再アプローチが可能になりコンバージョン率の向上などが期待できます。
なお、Canvaの広告クリエイターなどのツールを活用すれば、既存のテンプレートを編集するだけで広告が無料で作成できるので、専門知識がなくてもチャレンジしやすいのがメリットです。
オフラインでのコーチング集客方法2選
次に、オフラインでのコーチング集客方法を2つ紹介します。
人脈が重要なコーチング業界において、どちらの方法も押さえておきたいポイントです。詳しくみていきましょう。
方法1.ネットワーキングイベントでの人脈構築
ネットワーキングイベントとは、ビジネスや趣味など共通の関心を持つ人々が集まり、交流や情報交換をおこなうためのイベントです。
コーチング業界での集客には人脈が重要なため、ネットワーキングイベントに参加することで、同業者や潜在的なクライアンとの出会いが生まれます。ここでは、イベントでの効果的な人脈構築の方法をご紹介します。
【効果的な人脈構築の方法(一例)】
・自己紹介は簡潔に自分の専門分野を伝える
・相手の話に耳を傾け共感を示す
・イベント後はお礼のメッセージを送ったり、SNSでつながったりフォローアップを行い、継続的な関係を深める
まずは、どのようなイベントが開催されているか、専門サイトなどから情報収集を始めてみましょう。
方法2.ワークショップやセミナーを通じた集客
ワークショップやセミナーの開催は、見込み顧客に直接コーチングを体験してもらう絶好の機会であり、自身の専門性をアピールし集客につなげるチャンスです。
参加者への実践的なスキルや知識の提供は、信頼性と専門性を高められます。
開催にあたってはターゲットとなる顧客層を明確にし、求める内容を提供することが信頼獲得につながるため重要です。また、セミナーの終了時には次回のイベント案内やメーリングリストへの登録を促すと、長期的な顧客関係を築くきっかけにもなります。
なぜコーチングの集客は難しいのか?3つの壁を解説
コーチングは、個人の成長や目標達成を支援する強力な手段ですが、その価値や魅力を伝えるのが難しく、集客に苦労するケースも多いのが現状です。
本章では、コーチングが広がりにくい下記の理由を「3つの壁」として解説します。
次の章で壁を乗り越える対策を解説しているので、安心して読み進めてください。
壁1.そもそもコーチングを知らない人が多い
そもそもコーチングは、まだ一般の認知度がそれほど高くありません。
そのため、コーチングが「どのようなサービスなのか」「具体的にどのような効果があるのか」イメージしにくいという点が大きな壁となっています。
多くの人が「カウンセリング」や「コンサルティング」と混同しやすく、その違いを一から説明する必要がある状況です。
壁2.他との違いをアピールできない
市場にはさまざまな自己啓発プログラムやスキル向上セミナーが存在するため、コーチングの差別化を図ることが難しい場合があります。
コーチングの効果は人によって異なるため、「必ず結果が出ます」と、具体的な保証を提示するのが難しく、効果を数値化して示すことも容易ではありません。
また、コーチングはモノを売るのではなく、知識や経験、思考のサポートを提供する無形のサービスです。したがって価値を言葉で伝えるのが難しく、顧客に理解してもらうためには、より高度なコミュニケーション能力が求められます。
特に競合サービスとの差別化が曖昧な場合、潜在顧客にとって「なぜコーチングが自分に必要なのか」がわかりにくくなるおそれがあります。
壁3.信頼関係を築くのが難しい
コーチングは、クライアントとの信頼関係の上に成り立つサービスです。
見ず知らずの相手と信頼を築くのは簡単ではなく、特に初対面の段階で信頼を獲得するのは簡単ではありません。
しかし継続につなげるためには、1回のセッションで「このコーチのセッションをまた受けたい」と思ってもらえるような信頼を獲得する必要があります。
加えて、クライアントは「効果があるのか不安」「自分に合うのかわからない」など、不安を抱きやすい傾向があるので「初回セッションへの心理的ハードルが高い」という課題もあります。
成功するコーチング集客の3つのポイント
本章では、成功に導くコーチング集客のポイントを3つ紹介します。
先述した3つの壁の対策にもなっていますので、チェックしてみてください。
ポイント1.コーチングの認知を広げ、コーチングの魅力を伝える
SNSやブログなど、コーチングを知らない層でも目に留まりやすいプラットフォームを活用し、コーチングの認知や魅力を広く伝えていきましょう。
その際はコーチングの内容を知らない人でもイメージしやすいように、「コーチングの成功事例」や「効果」を発信するのが効果的です。
発信内容のネタをストックするには、「コーチングの様子を発信させてもらう代わりに無料セッションを提供する」などの方法もあります。
公開にあたっては、当事者の同意を得ることはもちろん、公開内容にも十分な配慮が必要です。それでも、特にコーチングをスタートしたばかりの支援者にとっては、多様なケーススタディを重ねながら実践的な経験と学びの獲得にも役立つため、おすすめです。
現代ではオンライン集客が主流となっていますが、セミナーやワークショップの開催、ネットワーキングイベントへの参加など、直接的な人との接触を通じて信頼を築くことができるオフラインでの人間関係も依然として重要です。
オンラインとオフラインの両方の組み合わせで、より幅広い層にアプローチし、集客の機会を増やしていきましょう。
ポイント2.自分の強みを明確化し、ターゲットにアピールする
他のコーチとの差別化を図るために、自分の強みを明確にし、ターゲットにアピールしましょう。
アピールする際には、まず、経験・スキル・価値観などを分析し、独自の強みを見つけることが大切です。その際は、過去に自分が感じてきたストレスや頑張ってきた要素などを掘り下げるのもおすすめです。
例えば、下記のように考えてみましょう。
【自分の強みを見つけるためのステップ】
・過去の経験、得意な分野、好きなことを振り返り、自分の強みを洗い出す
・強みをわかりやすく、具体的に言葉で表現する
・強みを活かして、自分ならではのサービスやサポートを提供する など
次に、「自分がどのような人と出会いたいか」を明確にし、集客対象となる顧客層を具体化します。
年齢・職業・悩みや課題などのペルソナを設定しニーズに沿った施策を展開すると、限られたリソースを効率的に活用できるのでおすすめです。
例えば、「常にチャレンジしている人」「やりたいことがまだ表に出ていない人」など自分が共感できる相手を理解しておきましょう。
共感できる相手のコーチングは、ニーズに応じたアプローチがしやすくなり、信頼関係の構築にもつながります。
ポイント3.継続的な信頼関係を築き、顧客を引きつける
顧客との長期的な関係を築くためには、常に相手を引きつける取り組みが求められます。
セッション後のフォローアップは、相手の課題に対して継続的なサポートを提供し、信頼関係を築く絶好の機会です。
継続的なフォローアップをするには、例えば下記のような方法があります。
【継続的な信頼関係を築く方法】
アンケート | セッション前後にアンケートをとり、クライアントのニーズや満足感を把握し改善につなげる |
---|---|
メールマガジン | 定期的にメルマガを配信し、顧客とのコミュニケーションを継続する |
SNSでの交流 | 顧客のコメントに返信したり、DMで個別に対応したりする |
イベント開催 | 定期的にオンラインまたはオフラインのイベントを開催し、顧客との交流の場を作る |
また、セッション後に感想を伺うメールを送り、顧客の成功を支援する追加資料を提供するのも効果的です。
さらに、定期的なニュースレターやイベントの開催を通じて顧客との接点を持ち続けると、コーチとしての存在を印象づけ、必要な時に再度サービスを利用したいと思ってもらえるきっかけにつながります。
つまり、質の高いコンテンツの提供は自身の専門性をアピールし、潜在顧客の信頼獲得につながるといえます。
質の高いコンテンツの提供のための、主なチェックリストは下記のとおりです。
【質の高いコンテンツのためのチェックポイント 】
□信頼性のある情報源か
□顧客の課題解決に役立つ、具体的な知識か
□理論だけでなく、例などを交え顧客が理解しやすいか
□最新のトレンドや情報を取り入れているか
□図表などで、視覚的にも見やすいか など
信頼できる情報源に基づき、顧客の課題解決に役立つヒントを、図や表で視覚的にわかりやすく提供することがポイントです。
成功するコーチの3つの共通点
どの業界でも成功を収める人々には共通点が見られますが、コーチングの分野も例外ではありません。本章では、成果を上げるコーチに共通する3つの要素を紹介します。
着手しやすそうなものから、ぜひチェックしてみてください。
共通点1.明確なターゲット設定と自分の強みを確立する
集客に成功しているコーチは、すべての人にやみくもにアピールしているのではなく、ターゲット層に合わせたアプローチをしています。特定の悩みや目標を持つ人に焦点を当てると、より共感を得られ、信頼関係が築きやすくなります。
そのためには、「どのような人(クライアント)と出会って、どのくらいの収入を得たいのか」を明確にするのがおすすめです。
特にコーチ初心者の時期には、「自分自身が乗り越えたことを発信」すると、同じ課題を持つ人に響き、継続した顧客になる可能性が高まります。
下記に例をあげてみましょう。
【過去の経験を活かした発信の例】
・人前で話すのが苦手でプレゼンが苦痛だったけど、小さなグループでの発表から始めて、少しずつ慣れたら大きな会議でも落ち着いて話せるようになった
・資格試験の勉強が進まず焦っていたけど、毎日少しずつ進捗を記録するようにしたら、「できている自分」を実感できてモチベーションが保てた
・ダイエットを始めても三日坊主が続いていたけど、完璧を目指さず「今日は10分だけ運動する」と決めたら、無理なく続けられて、徐々に体調も良くなった
ポイントは、「かつてマイナスだったものが、0以上になった自分自身の経験」を挙げてみることです。
自分が自信を持って語れる領域を発掘し、少し先を行く者として発信すると同じ悩みを持つクライアントの心に響き、集客にもつながります。
共通点2.常に学び続ける
コーチングは時代やクライアントのニーズに合わせて進化するため、成功するコーチは学びを止めません。
新しいコーチング理論や心理学の知見を取り入れ、自らのスキルを更新しながら、常に最適な支援を提供できるように、以下の学びを続けていることが多いです。
【学びの例】
・セミナーやワークショップへの参加
・資格の取得
・最新のコーチング技法の習得
・デジタルツールの活用によるコーチング支援の拡充
・AIコーチングへの理解 など
このような姿勢が、コーチ自身の成長だけでなく、クライアントのニーズに合ったサービスや信頼関係の構築にも役立ちます。
コーチングのデジタル活用としては下記のようなものが挙げられます。
- ZoomやTeamsでのオンラインセッション
- ツールを使った顧客管理や目標管理
- クライアントの状態が可視化できる診断ツールなど
コーチング集客で活用できるデジタルツールをすぐに知りたい方は「コーチング集客に役立つツール3選」をご覧ください。
またデジタルツールの活用を基盤に、コーチングへのAI導入で、さらなる効果が期待できます。AIを活用したコーチングに先駆けて、ICF(国際コーチング連盟)が発表したガイドラインを示した最新のレポートは必見です。
本サイトでは、レポートの要点をまとめた記事を掲載しているので、ぜひ下記からチェックして、最新のAIコーチングに触れてみてください。

【海外レポートまとめ】AIコーチングとは?ICFが定めたガイドラインを紹介
コーチングにAIを活用したい方必見!ICF(国際コーチング連盟)が定めた、AIを活用したコーチングの質と信頼性を確保するための画期的なガイドラインを紹介します。
記事掲載日:2024年10月29日
共通点3.継続する
コーチングは、一度のセッションで終わるものではありません。継続的なサポートによって効果が最大化されるため、成功するコーチは、長期的な成長と変化を見据えたアプローチを重視しています。
例えば下記のような理由から、セッション前後にアンケートをとって分析するのがおすすめです。
【アンケートがおすすめの理由】
・クライアントとの「価値観や方向性がズレていないか」の確認ができる
・サービスへの満足感や変化の進捗を把握できる
・自分の何がよくて継続しているのかがわかり、再現性を持たせられる
・反対に何が悪くて継続しないのかもわかる
また、SNSなどを活用して、自分の活動や価値を発信し続けることも大切です。継続的な情報発信は、新規クライアントの集客につながり、フォロワーとの交流を通じて信頼を築く場としても期待できます。
失敗や挑戦も発信して自分の成長プロセスを示すと、多くの人の共感獲得にもつながります。
コーチ自身も試行錯誤を通じて成長を続け、クライアントとともに新たな可能性を切り開いていくような姿勢が大切です。
コーチング集客に役立つツール3選
ここからは、コーチング集客に役立つツールを3つ紹介します。
コーチング業界では、クライアントの約80%が紹介によってコーチを見つけるとされており、信頼関係を築けるコーチほど紹介を通じて新規顧客が増えているといえます。
顧客管理システムやウェルビーイング診断、メールマーケティングなどは、コーチングの信頼関係を強化し、長期的な顧客紹介へとつながるサポートツールです。
ツール1.顧客管理システム(CRM)
顧客管理システム (CRM)と は、見込み顧客や既存クライアントの情報を一元管理し、円滑なコミュニケーションを可能にするツールです。
コーチングの事務的な側面をツールで効率化することで、本来注力したい「集客のための分析」や「スキルのインプット」などの時間が確保できます。
ここでは、株式会社メタメンターが提供する顧客管理ツール「MetaMentor CRM 」を紹介します。
「MetaMentor CRM 」は、クライアント管理を効率化できる日本で初めてのコーチングCRMです。一元管理でクライアントの特性や背景が把握しやすくなるため、より関係性が深まり、クライアント体験や継続率の向上が期待できます。
「MetaMentor CRM 」でできる主な機能を、下記にまとめました。
【MetaMentor CRMの主な機能】
・氏名などの基本情報のほか、タグ付け・SNS情報・スポンサー情報などが一元化でき、効率化に役立つ
・カルテ機能で、セッション時間・金額・クライアントのプロファイルなどがまとめられて、進捗の把握が容易
・クライアントの状態が可視化できる「ウェルビーイング診断」機能付き
・セッションメモをクライアントと共有できる(オプション)
操作性にも優れており、シンプルで直感的なインターフェースで誰にでもすぐ使いこなせます。
HIPAA(医療情報保護に関する米国の法規制)準拠のクラウドサービスでデータを安全に管理した、日本初のクライアント管理ツール「MetaMentor CRM 」については、下記のバナーをクリックのうえ詳細をチェックしてみてください。
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MetaMentor CRMはこちら顧客管理システムを使った、より質の高いサービス提供や信頼関係の構築を目指す方は、下記の記事もご覧ください。

【コーチ必見】クライアント管理でコーチングの成果を倍増させる秘訣
コーチングの質を高めるクライアント管理のコツを伝授。効率的な方法とツールを使い、信頼関係を築きながらサービス向上を目指すコーチへ。実践的なテクニックで業務改善を。今すぐ読んでスキルアップを図ろう。
記事掲載日:2024年10月31日
ツール2.ウェルビーイング診断
「ウェルビーイング診断」は、株式会社メタメンターが提供しているウェルビーイングが可視化できる診断ツールです。
ウェルビーイングとは「心理的・社会的・身体的に満たされた状態」を指す概念です。コーチングは、クライアントの価値観や強みを明確にし、望みに沿った目標設定や行動を促すため、結果的にウェルビーイングの高まりにつながります。
診断結果をもとに具体的な目標を設定し、効果的なフィードバックに活用することで、精度の高いコーチングが提供でき、集客にも役立ちます。
心理的側面から測定するツールは多く見られますが、「ウェルビーイング診断」は、心理的・社会的・身体的と3つの側面から、自己を総合的に可視化できる点が特徴です。
その他のウェルビーイング診断の主な特徴は下記のとおりです。
【ウェルビーイング診断の特徴】
信頼性 | 早稲田大学人間科学学術院 大月教授(臨床心理士・公認心理士)が監修 |
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簡便性 | 直感で回答できる(5分以内) |
網羅性 | 対人支援サービスや福利厚生の刷新などの前後で測定することで、どのように変化したかという変化も可視化できる |
時間経過にともなうクライアントの状態の変化を数値で追跡し、モチベーション維持をサポートできる点もメリットです。
コーチングの重要性や価値の認識もされやすくなる「ウェルビーイング診断」は下記から気軽に試してみてください。
サービス3.メールマーケティング
メールマーケティングとは、顧客に対してメールを効果的に配信・管理するためのツール です。
例えば、下記のようなメリットがあります。
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- 大量のメールを一斉に、またはグループ別に配信できる
- メールのテンプレート作成をサポートする
- 自動配信スケジュール設定ができる
- ニュースレターやフォローアップメール、プロモーションの案内などをスケジュールに基づいて自動送信できる など
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これにより、一人ひとりのクライアントに合わせたコミュニケーションを維持しながら、手作業による時間の浪費を防げます。
さらに、メールの開封率やクリック率などのデータ分析で、キャンペーンの効果を測定し、より効果的なメッセージング戦略を練ることが可能です。メールマーケティングの自動化は、集客効率を高めるだけでなく、クライアントとの関係を深めるためにも重要な役割を果たします。
集客戦略で注意すべき3つの落とし穴
コーチング業界における集客は、多くの誤解に満ちています。最後に、よくある誤解とリスクについて、具体的な対策を交えて表にまとめました。
【注意すべき落とし穴のリスクと対策】
ありがちな落とし穴 | 考えられるリスク | 対策 |
---|---|---|
方法を多く持ちすぎる | ・ 多くの集客方法を試すと管理が複雑化し、効果測定が難しくなる ・ 資源が分散され、一つひとつの施策が中途半端になり、成果が出にくくなる |
自分に最適な手法に集中することで、効率的に集客力を高められる |
最新のノウハウにこだわりすぎる | ・トレンドを追い続けると、効果が安定しない新手法に依存してしまうリスクがある ・ 確立された基本戦略を軽視し、短期的な結果を求める施策に流されがちになる |
既存の手法を土台にしながら、バランスよく新しい手法を試してみる |
成果を焦りすぎる行動 | ・短期間で結果を出そうとすると、クライアントとの関係構築が疎かになる ・無理なキャンペーンや過度なセールスが、顧客に不信感を与える |
まずは無料でお試しなど、ハードルを低くして、まずはコーチングの価値を知ってもらうことを優先する |
ここで紹介した落とし穴を踏まえて、顧客の集客につなげていきましょう。
まとめ:ターゲット設定を明確にし、効率的な集客につなげよう!
コーチングの集客には、オンラインとオフラインの2つの方法があります。
しかし、「認知度の低さ」「他のサービスとの差別化の難しさ」「信頼関係構築の難しさ」などの課題もあり、SNSやブログでの発信・ターゲットの明確化・継続的なフォローアップなど、適切な戦略とツールを活用することが大切です。
明確なターゲット設定・継続的な学び・長期的な視点を持ち、常に変化する業界に適応しながら自分自身も変容し、クライアントの成長を支援していきましょう。
同時に、コーチング業務をサポートするデジタルツールの活用もおすすめです。コーチングの成果にフォーカスし、コーチングを次のレベルへ導くサポートとなる「MetaMentor CRM 」は、個人やチームで活動しているコーチ向けに開発した日本初のクライアント管理ツール(CRM)です。
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記事監修
代表取締役社長 小泉 領雄南
2011年にGMOペイメントゲートウェイ入社。2016年にGMOフィナンシャルゲート執行役員に就任し、2020年に上場。2021年、早稲田MBA在学中にコーチングに出会い、翌年メタメンター設立。2023年に国際コーチング連盟日本支部運営委員に就任。